50cc~

ジクサー (スズキ)

スズキ ジクサー

以前からインドで好評だった150ccのネイキッドバイク、ジクサーがいよいよ販売が開始されました。インドでの販売開始からかなり時間が経っての国内導入ですが、その間マイナーチェンジも行われ、結果的には成熟した状態で購入することが出来るのでラッキーです。

インド伝来の小排気量ストリートファイター

スズキ ジクサー

スタイリングはストリートファイター系の顔つきで、かなり流行を意識した物になっています。メーターもデジタルの大型液晶で、シフトインジケーター等を盛り込んだ多機能なメーターが装備されました。センタースタンドが標準装備されている点もメンテナンス性が高く好印象です。カラーリングはやはりスズキ独特の青色が推されていますね。その他、黒と赤の2トーン等ぱっと見でも格好良く見える様に配慮されています。

サスペンションはフロントに41mmの正立フォーク、リアには7段階のプリロード調整機能付きのモノショックを装備しています。ブレーキは前後ディスクブレーキ仕様。元々リアはドラムブレーキだったのですが、国内で販売される分はマイナーチェンジ後のディスクブレーキ仕様になっています。タイヤサイズはフロント100/80-17、リア140/60-17です。

 

スズキ ジクサー

エンジンは154cc空冷単気筒。ボアストロークは56×62.9mm、圧縮比は9.8:1と、粘り強いトルクを重視したロングストロークエンジンに設計されています。小柄ですが冷却用のフィンがびっしりと並んだ空冷エンジンが特徴的です。素材はオールアルミ製で軽量に作られ、燃費の向上にも貢献しています。最大出力は14馬力/8000回転、最大トルクは1.4kg-m/6000回転と125ccクラスとほぼ同等くらいのスペックです。排気量的には高速道路に何とか対応してくれます。ただしトランスミッションは5速MTなので、人によっては高速巡航時の静粛性が気になるかもしれません。
燃料の供給は当初キャブレターを使っていましたが、現在はインジェクション式になっており、燃費や始動性が向上しています。燃費は58.8km/Lと小排気量の単気筒らしく良好で、12Lのタンクと合わせてかなりの航続距離を稼いでいます。車両重量は135kgと、かなり軽めの車体ですから、初めてのバイクを選ぶビギナー層にも乗りやすいです。シート高785mmというのもネイキッドバイクらしい低めのスペックといえます。

 

スズキ ジクサー

元々インドがメインターゲットのバイクだけに価格は税込約32万円(2トーンは5000円アップ)と比較的安く設定されています。125ccに比べると保険料等の諸々のコストが上回ってしまいますが、それも一定以上の年齢の方ならそこまで大きな負担にはならないと思います。まずはストリートモデルのジクサーから投入されましたが、フルカウルモデルのジクサーSFの導入にも期待したいですね。

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