こんにちは、MOSです。
今日はアパレル製品に必ず付いてくるメーカータグ、いわゆるネームのお話です。これから自分の服を作ってみようという人にも最適な内容になってます。
目次
ブランドを象徴するネーム
まず、何故ネームを付けるか、市販品にはネームが付いているか、という話ですが、これは自分のブランドの製品であることを長期的にアピールしたいからに他なりません。
ネームに限らず、家電製品でも自動車でもメーカーのブランドを証明するロゴは必ず入っています。これが有ることで市場に出た後も自社製品だと証明できるわけですね。
織りネームとプリントネーム
ネームを発注する場合、いくつかの選択肢が有ります。
一般的には織ネームとプリントネームを注文することが出来ます。
まずプリントネームはリボン生地にロゴをプリントするタイプで、織りネームに比べると手間がかからないので、安く早く仕上がります。
印刷なので織りネームよりも細かい表現も得意です。その代わり洗濯を繰り返すうちにかすれてしまったり、耐久性で一歩劣る感じです。
織りネームは名前通り織って柄を入れるので、洗濯にも強く高級感が有ります。プリントネームに比べると高く、制作に時間がかかりますが、その分長く使えるのがメリットです。
とはいえ個人の需要はそれほど多くない
個人でTシャツを作る需要というのは結構有ります。しかし、それは主にプリント止まりでネームまで作ろう、という方は多く有りません。
例えば日本で一般に流通している無地のTシャツ、いわゆる”ボディ”はPrintstarなどが一般的で、当然これらはブランドロゴが襟元に縫い付けられています。
個人的に使うTシャツなら、これらのロゴが残っていても問題有りません。ブランドとしてやっていないなら、自分のロゴも作っていないでしょうし、わざわざネームまで作り込む必要は無いでしょう。使用する上でも支障は無いので気にしないという人がほとんどではないでしょうか。
またショップが無料で配布するようなTシャツもボディメーカーのタグがそのまま、ということは良くあります。
個人向けのサービスが少ない
そういうわけで、需要が少ない為に個人でネームを作ろうと思うと、それを受けてくれるサービスがそもそも少ないです。
Tシャツのプリントの場合、個人からの一定の需要があるのでサービスを提供しているところはいくつも有りますし、サイトデザインも洗練されています。
大抵はオンライン上で画像データをアップロードして、画面内で色やサイズを指定して注文する流れです。
これらは完全に自動化されており、ユーザーは注文画面で設定を選ぶだけで発注することが出来ます。
ところがネームの場合、こうした自動入力のフォームを提供しているところは極端に少ないです。ネームを受注しているところは有りますが、ほとんどの場合画像データを送って担当者から見積もりを貰う形式で、非常にアナログです。注文の絶対数が少ないので、こういう形でも十分回せるわけですね。
でも、ネームを発注したことの無い人にとってはこの形式は結構敷居が高いです。
WUNDER LABELではオンライン上でデザインの調整ができる
そこで僕が探したWUNDER LABELさんは世界各国でネーム制作のサービスを提供しており、日本の代理店も存在しています。
ここの嬉しいのはオンライン上でデータ調整が出来、価格まで自動で算出されることです。ユーザーは色や形、サイズをして注文すれば、完成次第発送されます。
万が一画像データに誤りが有った場合も、先方の担当者から電話対応を頂けるので、始めてネームを発注する人も安心です。
アイロン接着タイプが選べるのも嬉しい
またWUNDER LABELさんの他に無いサービスとしてはアイロン接着タイプを選べることです。通常、ネームタグはミシンで縫い付けるものですが、ミシンの無い人がネームを縫おうとするのはちょっと敷居高いですよね?
それに対してアイロン接着タイプはアイロンがけでネームをくっつけることが出来るので、縫い付けるタイプよりも格段に容易にネームを付けることが出来ます。
完成した織りネームが届いた!
僕が注文したこのブログの織りネームがいよいよ届きました!
細かい文字や線が結構有るのですが、どのネームも綺麗に仕上げられていました。
ネームはまとまった数を発注するため、注文から実際に到着するまで2週間弱かかりました。これはどこもそんなものなので、織りネームの発注はある程度余裕を持って行った方が良いです。
数を作るほどお得
ネームは一つ一つが小さいので、10個だけみたいな注文が難しい製品です。
極端に生産数を絞ると一個一個がとても高くなってしまいます。ある程度多めに発注した方がコストパフォーマンスが良いなら多めに発注してしまうのも手です。
僕は一度に500個頼みました。この量なら1個数十円でコスト的にも非常に安いです。
ネームはブランドを主張するには超重要!
もし貴方が将来的に自分の作ったTシャツを人に譲ったり、あるいは販売するということになったら、自分の作品であることを保証するネームの存在は凄く重要です。
これが無いと誰が作ったのか、ぱっと見ではわかりませんしね。
Tシャツ作りを本格的にやっていきたい人は、早めにネームの制作も考えた方が良いです。
ちなみに僕はロゴの発注はランサーズを使うことが多いです。
ランサーズの公式HPはこちらクオリティはそこそこで良ければ自作も可能
普段からDIYコンテンツを公開している僕が言うのもあれですが、正直織りネームを自作する、というのは非常に難しいですし、時間と手間を考えるとメーカー品より安く作ることは出来ません。
ただしプリントネームに関しては自作できる機材が販売されています。キングジムさんから出ているお馴染みのテプラにはリボンテープがでているので、これを使えば印字したリボンを作ることが出来ます。
ブランドロゴの印刷とまでは行きませんが、メーカー名を入れるだけならテプラを使えば印刷が可能です。というわけで出来るだけ安くネームを作りたい、という人はテプラを使えば出来ますよ、という最後のおまけ要素でした。