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ZERO SR (ZERO MOTORCYCLES)

ZERO MOTORCYCLES ZERO SR

スポーツライクな電動バイクを多数ラインナップしているZERO MOTORCYCLES。同社ストリートファイターのZERO Sを更にパワーアップさせたホットモデルがこのZERO SRです。

更に出力を増した過激派ストリートファイター

ZERO MOTORCYCLES ZERO SR

スタイリング的にはZERO Sとほぼ同じです。サイドのSRバッジ等微妙な違いが有りますが、一目で判別出来るだけの大きな違いは有りません。

サスペンションはこちらもSHOWA製の正立フォークとモノショックを採用しています。ブレーキはフロントにJ-Juanの2ピストンキャリパーと320mmのウェーブディスク、リアは同じくJ-Juanのシングルピストンキャリパーと240mmのディスクを組み合わせています。ZERO SRもボッシュのABSが標準装備されており、ブレーキング時の安全性は保たれています。ホイールは前後17インチのキャストホイール仕様。タイヤサイズはフロント110/70-17、リア140/70-17を装着します。ZERO SRでは出力が大幅に向上した為、タイヤ銘柄はPirelli Diablo Rosso IIに交換され、グリップ力を高めています。

 

ZERO MOTORCYCLES ZERO SR

搭載するモーターの最大出力は67馬力、最大トルクは14.6kg-mとなっています。ZERO S比で馬力は20%アップ、トルクは50%もアップしています。0-100 km/h加速も最高3.3秒と大きく向上しました。最高速は164km/hです。元々トルクに優れるマシンでしたが、更に強力になりました。トルクだけならメガスポーツに近いレベルまで上昇しています。クラッチレスのダイレクトドライブになっており、リアホイールへの駆動力の伝達はこちらもベルトドライブ方式を採用しています。また出力アップに合わせ、ZERO Sに比べるとギア比も修正されました。航続距離はベースグレードでも大きいバッテリーを搭載している為、フル充電から259kmとなっています。バッテリーを増量して317kmが最高です。

車両重量はベースグレードで188kgとなっています。出力を考えれば車両重量としては軽く抑えられていると表現して良いと思います。ホイールベースは1410mmで、これは400ccクラスのネイキッドの数字です。シート高はストリートモデルの為、807mmと低めに設計されています。価格的には150万円から200万円とかなり高価なモデルですが、その分運動性能も高めているので、これくらいは妥当な所かもしれません。グレードの差はバッテリー容量の違いになっています。バッテリーの増量=車両重量増なので、軽快さを優先する方、給電に不安の無い方は出力の変わらない廉価な方を選ぶ手が有ります。いずれにせよスペック的には中々ハイレベルなネイキッドですから、一度は試してみたいバイクです。

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