輸入車

EGO (エネルジカ)

エネルジカ EVO

今回紹介するのはエネルジカより電動SSことEGO。バッテリー駆動の大型SSはまだまだ珍しく、市場全体を見ても貴重な一台と言えます。

バッテリー駆動のスーパースポーツ

エネルジカ EVO

スタイリングはボディ全体を覆う大きめのカウルがいかにもSSらしい雰囲気です。メーカーロゴ等を極力排して無地に近いペイントになっている他、アクセントの黄緑色も爽やかなカラーリングに一役買っています。造形は全体的にパキッとした鋭角なデザインで、いかにもハイテクな雰囲気を纏っています。

サスペンションはフロントにマルゾッキ製43φ倒立フォーク、リアにはビチューボのモノショックを採用しました。電動バイクはマフラーを含めた排気系が無い為、レイアウトが特殊ということも有り、リアサスペンションは車体右側に寄せて取り付けられています。ブレーキは前後にBrembo製のキャリパー、それに合わせてディスクは330mmと240mmを使用しています。ホイールは前後17インチアルミキャストホイールです。タイヤサイズはフロント120/70-17、リア180/55-17で、タイヤ銘柄はピレリDIABLO ROSSO IIを履いています。ABSシステムはボッシュの物を採用しており、ハードブレーキング時のホイールロックを防ぐ他、Bremboのブレーキが生み出す強い制動力でリアホイールがリフトしない様にブレーキバランスを調整します。

EGOは電動バイクの為、バッテリーと油冷モーターのセットで駆動力を発生させています。最大出力は136馬力と、同社のネイキッドバイクEVAに比べて数段高い数値をマークしています。流石にリッターSS程では有りませんが、600ccクラスのSSには負けていません。最大トルクも19.8kg-mと驚異的な数字が、0回転から4700回転の間で発生する設計になっています。低い回転数から高いトルクを取り出せるモーターのおかげで、加速力は申し分有りませんね。0-100km/h加速は公称値3秒となっています。出力特性の違いから、一般的なレシプロエンジンとはまた異なるフィーリングを楽しむことが出来ます。最高速も240km/hとエネルジカのラインナップの中では最高性能を実現しました。気になるバッテリーの充電ですが、フル充電には最大3.5時間が必要です。車両重量は248kgと正直そこまで軽量という感じはしません。軽量化に関しては、これからの技術の進歩で徐々に進んでいくものと思われます。シート高は810mmと、日本人でもそこまで違和感の無い高さです。

 

エネルジカ EVO

こちらは限定仕様のEGO45。ドライカーボンに加え、F1由来の3Dプリント技術で成形したカウル、OZ製のアルミホイールや前後のオーリンズサスペンション等、よりスペシャリティ感を強調した贅沢なモデルです。スチール鋼管のトラスフレームも赤くペイントされ、よりレーシーさを引き立てています。

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