by Georg Sander via Visualhunt
普段使いしやすいライディングシューズとして幅広いライダーに支持されているエルフのシンテーゼシリーズ。ただ似た型番が並んでいるのでどれが自分に合っているのか良くわからない方用に一列に並べてみました。
12から順に4モデル
基本形のシンテーゼ12。ハイカットスタイルを取っており、くるぶしの上までしっかりガードされた防御力の高い一足です。見た目も重厚感が有りますし、転倒時ダメージを最小限に抑える様に設計されています。またベルクロテープで固定する仕組みなので、靴紐が解けたり絡んだりする心配も有りません。アッパー素材はクラレの人工皮革ロベニカを採用したことで、レザーブーツの様な高い質感を維持しつつ耐久性を高めています。価格も1万円前後とこなれており、ライディングシューズの中でも比較的安価なところも好印象です。
次はローカットモデルのシンテーゼ13。頻繁に靴を脱ぎ履きする日本では、こちらの方が快適かもしれませんね。足のカバー範囲を少なくしつつも、いざという時の防護はしっかり果たす様に配慮されています。長時間の着用でも蒸れない様にベンチレーションが設けられている他、夜間走行時に周りから発見され易くするリフレクターを装備しています。価格的にはシンテーゼシリーズの中でも特に安いのですが、他のモデルに比べローカットになっている所は注意が必要です。
シンテーゼ14は透湿防水性を高めたモデルで、特殊フィルムを織り込んだZONDAシステムを搭載しています。靴内部の水蒸気を通して、外部からの水は通さない仕組みになっているので、不意に雨に降られても安心です。防風性も十分確保されています。また靴の固定にバックルを使用したことで、視覚的にも良いアクセントになりました。ライディングシューズとして肝心なチェンジパッドやプロテクション機能もそのまま保たれており、シンテーゼシリーズの上位モデル的立ち位置です。
最後はシンテーゼ15。シンテーゼ14に通気性の高いメッシュ生地を多用することでより蒸れないシューズになりました。特に真夏の着用にはシンテーゼ15の方がかなり汗を逃がしてくれます。バックルの光沢も抑えられているので、ギラッとした金属パーツが苦手な人にも良いでしょう。その他ソールの素材や人間工学に基づいたインソール等、基本的な装備はシンテーゼ14相当の為、より夏向けなシューズが欲しい方や汗をかきやすい方はシンテーゼ15の方が合いそうです。