リエフの125ccオフロード、あるいはモタードバイクのMARATHON125 AC。エントリークラスのバイクですが、それでも50ccより動力に余裕が出来、林道アタック等ハードに使い倒すことが出来ます。
125ccの入門モデル
まずはオフロード仕様の方からです。六角形のライトのおかげで引き締まった顔つきをしていますね。こちらはフロント21インチ、リア18インチの大きいスポークホイールに、オフロードでグリップ力の高いブロックタイヤを装着しているのが特徴です。岩を乗り越えることも有るオフロードでは、衝撃を適度に受け止めてくれるスポークホイールが有り難いです。21インチと大径の為、ハンドルも取られ難いです。サスペンションは37φの正立フォーク、リアはモノショックとなっています。ブレーキはフロント260mm、リア200mmのディスクブレーキです。
エンジンは125cc4ストローク空冷単気筒。空冷ということで、シリンダーの放熱フィンが小さいながら目立つエンジンです。ボアストロークは56.5mm×49.5mmになります。キャブレターはDENI P2-26、フレームはスチール製のダブルペリメターフレームです。シート高が890mmと125ccとしてはかなり高めの設計になっています。その分、車両重量は乾燥重量で85kgと軽い為、片足でも容易に支えることが可能です。
エントリーモデルの為、見た目がやや貧弱で物足りないという方にはオプション品でマフラーやデカールも用意されていますし、足回りに不満の有る方の為にアルミ製のスイングアームまでラインナップされています。ハンドガード等オフロードでの転倒から守ってくれる保護パーツは是非装着したいところです。
こちらもモタード仕様のMARATHON125。ホイールはオンロードで高い剛性を発揮する前後17インチのキャストホイールに換装された他、タイヤもオンロードタイヤに置き換えられたことで、アスファルト上でのグリップ力を向上させています。ブロックタイヤに比べれば、普段の走行に安心感が有るのはこちらですね。シート高は870mmと若干低くなり、装備の変更よって車両重量が95kgとやや増加しています。トップケースのサポートを付ければ、それなりに荷物も載るので、街乗りではより使い易くなります。余談ですが、MARATHON125はスペインはジローナ工場で組み立てられ、世界各地に出荷されています。