ハーレーが提唱するカフェレーサーこと、XL1200CX ROADSTER。リアホイールの18インチ化でよりレーサー然とした迫力のネイキッドバイクに仕上がっています。空冷エンジンも美しく、非常に雰囲気の有る一台です。
ハーレー製カフェレーサー
ハーレーダビットソンのラインナップに、よりスポーティなROADSTERが加わりました。ROADSTERのエンジンの排気量1201ccと、今までのモデルとは異なったタイプの美しいスポーツバイクです。より逞しく、いかにも速そうなネイキッドバイクですね。
ROADSTERは、1960年代のイギリスの若いライダーの間で流行したカフェレーサースタイルを再現しています。当時、それぞれが自分のネイキッドバイクをレーサーにアレンジしていました。ネイキッドバイクの美しさを活かしつつ、レーシーでスパルタンなバイクを目指しました。とはいえROADSTERはあくまで現代のバイクですから、専用のデジタルメーターやFI、ABS等最新の装備はしっかり搭載しています。
サスペンションはフロント43φの倒立フォークに、リアはプリロード調整機能付きのプレミアムライドエマルジョンショックを採用しています。ホイールはフロント19インチリア18インチと前後のバランスが取れたことで、全体により重厚感が増すこととなりました。タイヤもDUNLOPのラジアルタイヤGT502Fでコーナーリングの限界を高めています。
ROADSTERに搭載されているエンジンは1201cc45度バンク空冷V型2気筒。走行風で冷却する空冷エンジンの為、放熱フィンが印象的ですね。シリンダーヘッド等はアルミの使用で冷却効率を高めています。ボアストロークは88.9mm×96.8mm。圧縮比は10:1となります。ROADSTERのエンジンは、FORTY-EIGHTと同じ1201ccですが、より高い性能が出る様にチューニングされています。燃料の供給にECU制御のFIを導入したことによって、キャブレターよりも調整の手間を大きく減らしました。車両重量は259kgと逞しい見た目通りの重量級です。ホイールベースも1505mmと長く、ハンドリングの安定感に貢献しています。
新車価格約150万円と高価なバイクですが、ハーレーが仕上げるカフェレーサーというコンセプトに価値を見出す人には代えの効かないモデルですし、スポーツネイキッドファンの方にもおすすめです。