1000cc~

XT1200Z スーパーテネレ (ヤマハ)

ヤマハ XT1200Z スーパーテネレ

ヤマハ最大級のデュアルパーパス、XT1200Zことスーパーテネレ。大排気量車だけ有り、荷物を積載して旅行もこなせるし、未舗装路の通過も可能という走る所を選ばないバイクですね。

オフロード性能も高いヤマハの大型デュアルパーパス

ヤマハ XT1200Z スーパーテネレ

こちらが通常のスーパーテネレ。このモデルではリアキャリア等がオプション化され、その分軽量に作られています。オフロードでスポーツすることも考えれば、ベースモデルは無駄を排して極力軽くするというのは悪いことでは有りません。ちなみにトップ画像ではフォグランプが後付されていますね。長時間の走行が想定される場合は、ライトを追加しておくと夕方から夜間の走行でも安心です。

デュアルパーパスらしく、スクリーンはかなり大型の物を立て気味に使っています。ここから更に4段階の調整が可能です。タンク容量は23Lと大きく、ロングツーリングでも給油回数を抑えることが出来ます。重厚感の有る見た目に負けない倒立式のフロントフォークを始め、ブレーキ等も本格的に作りこまれている為、走行性能という点でも十分な水準です。

 

ヤマハ XT1200Z スーパーテネレ

エンジンは1199cc水冷並列2気筒を搭載しています。ボアストロークは98×79.5mmとショートストローク寄りです。最大出力112馬力/7250回転、最大トルク11.9kg-m/6000回転となっています。270度クランクを採用し、トルク特性は並列2気筒ながら90度バンクのV型エンジンに近くなっています。また不等間隔爆発を起こす270度クランクを使うことは、スーパーテネレが想定するオフロード走行時にライダーはトラクション感を得やすくなるというメリットが有ります。電子制御スロットルのYCC-T(Yamaha Chip Controlled Throttle)を搭載し、走行中アクセル操作とECUの判断で適正なスロットルバルブに調整されます。トルクの谷の無いフラットな特性に補正され、フィーリングを大きく改善します。更に出力特性を切り替えるYamaha D-MODEを装備しました。エンジンレスポンスを最大化してキビキビ走りたい時や、街中で低速走行を求められる際にややレスポンスを落としたい時に、3モードの間で調整することが出来ます。

シート高は2段階の調整式で845mmと870mmで選択して頂けます。845mmなら標準的な日本人でも何とか足が付きそうです。車重は257kg有り、かなりの重量級ですね。もしもの転倒時は女性には起こすのがちょっときつそうです。ホイールはフロント19インチ、リア17インチ。タイヤは110/80-19と150/70-R17を履いています。

 

ヤマハ XT1200Z スーパーテネレ

駆動方式は大型のツアラーに多く見られるシャフトドライブ方式。駆動する為のシャフト、ギアはオイルと共に密閉されています。一般的なチェーンドライブ式に比べると、メンテナンスフリーで構造自体の耐久性も高くなっています。長距離をトラブル無く往復したいスーパーテネレの様なバイクには適した駆動方式です。

 

ヤマハ XT1200Z スーパーテネレ

こちらはリアキャリア等の装備が追加されたXT1200ZE。足回りには電子制御サスペンションを搭載し、スイッチ操作で減衰力の調整が可能になりました。走行する路面状況に合わせ、ライダーは簡単にサスセッティングを可変することが出来ます。またツーリング時に負担を軽減するクルーズコントロールを装備等、ツーリングモデルとして完成度を高めています。車重は265kgとこちらは若干重量が増加します。

 

ヤマハ XT1200Z スーパーテネレ

最後にスーパーテネレ用のWorldcrosserキットを装着したモデルです。キットにはスーパーテネレ用のカーボンパネルとボディプロテクターが含まれており、ここでは更にフォグランプやブロックタイヤ、アクラポヴィッチのマフラー等が追加されています。ビッグオフらしい雰囲気を追求したスーパーテネレのオフロード仕様と言った感じですね。

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