SHOEIよりエントリークラスのヘルメット、QWESTのご紹介です。見た目にもスッキリしていて、大人的な渋さを感じます。流れる風をイメージしたという流麗なスタイルが素敵です。
基本性能を固めたベーシックモデル
QWESTは各面が綺麗にシェイプされた曲線の美しい外見をしており、実際に開発時の風洞実験でも高い性能を誇っています。各パーツの段差を無くしつつ、線の集まる後頭部部分はリアスポイラーとしてヘルメット後方へ風をスムーズに送り出す働きをしてくれます。下からの風の巻き込みにはチンカーテンを付属することで解消していますから、気になる方には必須アイテムですね。小石や虫等が入り込むことも少なくなります。
シールドの可動には可変軸ダブルアクション機構を利用したQ.R.S.A.システムを採用しています。シールドを閉める際、下ろす、押すの2つの動作を行いシールドとゴムを密着させることで、高い精度の気密性を発揮します。シールド部分からの走行風の侵入が少なく、ライダーとしてもヘルメット内部の静粛性が高いというメリットが有ります。ポリカーボネート製のCW-1シールドにはPinlock EVO lensを装着することで、シールド内部の曇りを防止し、快適な走行を持続することが出来るでしょう。lensのカバー範囲も広く、常に広い視界が確保されます。
ベンチレーション機能としては、まず前頭部と顎の吸気口より走行風を取り入れ、衝撃吸収用のライナーに設けられたエアルートというスリットを通ってヘルメット全体に循環します。最終的にヘルメット内の熱気は後頭部の排気ダクトより排出される仕組みです。
内装は3D成形のパッドを使用する事でライダーの頭部に非常にフィットする構造です。こめかみ部分のパッドは眼鏡のテンプルが当たることを考慮し、柔らかめのウレタンをピンポイントに使用していますから、眼鏡ユーザーも安心して使用して頂けます。価格も2万円半ばとSHOEIの中では非常にお買い得な価格になっています。店舗次第ではAraiのQuantum-Jよりも更に安く買える可能性が有り、コストパフォーマンスの高さが光ります。ちょっと良いヘルメットが欲しい、という方にはとてもおすすめな一品ですね。
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