コラム

女性にも引き起こしやすい、超軽いバイクを探してみた

引き起こしやすい超軽いバイク

バイクで普段全くしないけど、いざという時必ず必要なスキルといえば引き起こしですね。出来れば一生このスキルを使わずに墓に入りたいところですが、現実はそうもいきません。そこで今回は万が一転倒した時も何とか一人で引き起こせるバイクを考えてみました。

目標は130kg

成人男性でも200kgオーバーは容易ではないので、今回の目標数字はもっと下の130kgとしました。これなら男性はかなり余裕、女性でも一人で引き起こせる範囲です。100kgを下回るとなると流石に選択肢が狭くなってくるので、ここでは現実的に130kg以下の軽量モデルを探します。

原二スクーターは大丈夫

引き起こしやすい超軽いバイク

スズキのアドレスV125が101kg、ホンダのリード125が114kg、ヤマハのシグナスXが118kgと原二クラスまでのスクーターはほぼ通ることがわかりました。50ccのスクーターは更に軽いので勿論今回の基準をクリアーしています。ただし125ccでもPCXは130kgと今回の目標数字ギリギリとなりました。大柄な車体はやはりそれなりに重量アップする模様です。

これ以上大きい排気量では、ビッグスクーターとなりますので、今回の基準を余裕でオーバーします。これらのバイクは車体も特に大きく200kg近い為、引き起こそうとすると相応に重たいですね。

ネイキッドも何とかいける

引き起こしやすい超軽いバイク

カウルの無いネイキッドならかなり選べるかも?と思い調べてみました。実際、先日モデルチェンジした新型GROMは104kgとかなり軽く、目標数字を余裕で達成しています。実物の車体も小さく、もし転倒してしまっても女性一人の力で起こすことが出来るでしょう。ライバルのカワサキZ125PROも102kgと非常に軽量です。

 

引き起こしやすい超軽いバイク

クラシックなネイキッドではヤマハのYBR125が軽く、125kgでした。軽くて燃費も良くて、しかも安いのでYBRは結構狙い目かもしれません。もう少し排気量の大きい物が欲しい方にはスズキのバンバン200等も今回の基準をクリアーしていました。

ただしネイキッドといえど250ccを超えてくると非常に苦しい様です。ホンダのCB250F、スズキのGSR250、ヤマハのMT-25/03、カワサキのZ250、これらは全て今回の基準をオーバーしていました。SR400辺りは見た目も軽そうだと思ったのですが、174kgと400ccらしい結構な重さをしています。

オフロード車は大健闘!

引き起こしやすい超軽いバイク

私の乗っているセロー250は130kgジャストと250ccながらかなり健闘していました。オフロード車は全体的に軽量に仕上げられており、250ccでも選ぶことが出来るのが嬉しいですね。排気量が上がれば当然力強い走りになりますし、このクラスなら高速道路も何とか乗れます。オフロード車は軽いバイクが欲しい人の頼もしい味方の様です。特にセローなら足付き性も良く、女性にもおすすめしやすいです。

 

引き起こしやすい超軽いバイク

より軽快感を追求したトリッカーになると125kgともう少し軽くなります。タンク容量が少なくなるのが難点ですが、街乗り用ならこれも悪い選択肢ではありません。小回りの良さは抜群に優れたモデルです。

フルカウルは壊滅…

引き起こしやすい超軽いバイク

KTMRC125は135kgと健闘しましたが、惜しくも基準をクリアーせず…。250ccの有名どころは、CBR250RNinja250等軒並みアウトでした。やはりフルカウルタイプは重量物を背負っている為、重くなる傾向に有ります。軽さを狙うなら125ccクラスが何とか、と言ったところですね。

最初はあまり無理をしないのが一番

バイクに関しては、「自分の操れる範囲を超えているからって欲しい物を買わないのは間違い」という人もいます。個人的には、その人の欲しいバイクと体にマッチするバイクは必ずしも一致する物ではないというのが私の考えです。勿論高い買い物ですから無理して購入してもOKですが、体に丁度良いサイズのバイクというのはやはり断然乗り易いです。憧れだけで買うと持て余す可能性は多分に有りますから、体を鍛えるか、自分の体格に合うモデルを探すのがベターです。国産車に限って言えば、展示車を探すのは容易なので、候補を何台か見ておくと自分にぴったりなバイクを見つけられると思います。

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