最近資料としてバイク雑誌を新たに物色しているのですが、女性ライダー向け雑誌の「GirlsBiker」が予想以上にしっかりした誌面作りをされていたのでご紹介したいと思います。
読者をサポートする優しい紙面作り
何でも世の女性ライダーの多くが、免許取得後も運転技術を練習する場が有れば利用したいと考えているそうです(これは男性でもそうですが)。特にUターンに代表される街乗りの技術はほとんどの方が教習所より公道で慣らしていると思います。立ちゴケを回避しつつ、上手に街中を走行する為のテクニックにかなり手間とページを割いていらっしゃるので、免許取得中、あるいは取得直後の方にとって大変優しい内容になっています。
基本的なライディングテクニックに加え、ツーリングスポットの情報も豊富です。自分の愛車が届いた後に何処へ行けばいいかもケアしてくれる辺り、実際のライダー目線で良く考えられています。観光スポットや食事処も詳細までまとめられており、走りに行くことに重きを置く男性誌とはその辺り少し違ってくるかなという感じです。
ストリートスナップが多め
GirlsBikerはファッション誌としての側面も備えており、ストリートスナップを豊富に掲載されています。どうしてもスポーツ色が強くなる男性誌とはそこが大きな違いかなと思います。ウェアの広告も多めです。皆さんトータルの色使いやアクセントになる小物にも気を使いつつ、装備そのものはしっかり固める傾向に有ります。特にこれからのシーズンは気温が高くなってきますから、専用のライディングジャケットは何かと便利です。ちなみに現代の女性ライダーからはネイキッドやアメリカンに負けず劣らず大型SSも支持されている様です。最新のミドルやリッターSSはハイテク装備が次々導入されている為に扱い易く、力強いエンジンで長距離も疲れにくいですしね。
バイクに興味のある女子に入門書としておすすめしやすい内容
正直女性誌を買うことは普段の生活でそうそう無いので、内容としてどうなんだろうと思う部分が有りましたが、全編通してライダーなら誰でも楽しめる内容になっていました。あまりマニアック路線に振っていない為、バイクに興味が有るという女子に参考として手渡すには最適ではないでしょうか。おすすめしている車種も250ccを中心に乗り易いモデルをセレクトしています。オフロードからサーキットまで浅く広く導線を張っていくスタンスはとっつき易く好印象でした。ちなみにGirlsBikerは隔月誌のため、奇数月に発売されます。880円と比較的お手頃な価格ですから、書店で見つけた時は是非手に取ってみてください。