GoPro(ゴープロ)

【悲報】新型GoPro HERO sessionは実質的な値上げの模様

GoPro HERO session

先日販売終了がリリースされ、新型に切り替わったGoProHEROsessionですが、性能面の大きな進歩は無く、代わりに複数マウントが削除され、実質的な値上げとなってしまった様です。収益面のてこ入れかと思いますが、残念な事態ですね。早速実機も購入しましたので、購入を考えている方は参考にして下さい。

旧モデルの販売終了、マイナーチェンジへ

今回のマイナーチェンジで「」から4が抜かれ、「HERO session」となりました。事実的にフラッグシップシリーズのHERO4から切り離された格好です。スペック面でもフラッグシップシリーズとしてはやや格下だったのでこの辺りは妥当な判断かもしれません。元々は鳴り物入りで発売されたsessionですが、ユーザーの受けはあまり宜しくなく度重なる値下げを繰り返し今に至ります。独創的なサイコロ状の筐体よりも従来の形状が売れ続けるとはなんとも皮肉です。

新型は何が変わったのか

まず型番が「CHDHS-101」から「CHDHS-102」に修正されました。まだ旧モデルも市場に在庫が残っている為、型番には注意して下さい。

上のリンク先に付属品の比較リストが掲載されています。これを見ると、コンパクトフレーム、クイックリリースバックル、ボールジョイントバックルが外され、コンパクトバックルが新しくなっている様です。カメラを自在に向ける為に必要なコンパクトフレームはsessionには絶対に欲しいアイテムですし、替えの効かないクイックリリースバックルまでカットされているとは驚きの内容です…。ボールジョイントバックルも手軽に角度を調節できる便利アイテムですから、付属品に付けてくれると非常に有り難い物だったのですが…。これで価格は据え置きなのでがっかり感は否めません。

ハードウェア的には期待していたProtuneの静止画対応は見送られ、動画解像度の4K対応、画素数の向上も有りませんでした。個人的にこの辺りの進化に期待していたのですが、際立った進化が無くこれではマイナス面ばかり目立ってしまいます。

実機を開けてみる

カメラやケースの形状は大きく変更されてはいませんが、ケースの締め込み力が高くなり中のカメラがずれ難くなっていたり多少の改良の様な物は見受けられます。付属品はカメラ以外はベースマウントとUSBケーブルのみと、付属品は他のGoProに比べても少なくなっています。

 

GoPro HERO session

クイックリリースバックルは付属せず、新設計で背の低くなったコンパクトバックルが付属します。バックルの爪の間にはゴムパーツが追加され、ゆるみ止めの機能を果たしています。激しい振動に晒されても抜け難くなっていますが、これが無くてもバイクや自動車の振動くらいなら抜けることはまず有りません。

 

GoPro HERO session

稼動域はこれ単体では狭く、従来のsessionに有った小型でもあらゆる角度に対応する守備範囲の広さは大幅にスポイルされてしまいました。結局のところ、追加のマウントを買ってねということなのでしょうが、買ってすぐ遊べた従来のモデルより多少不便になっています。その為、amazon等では旧モデルに駆け込み需要が発生し値上がりする事態に… 。

競合に比べ割安感が薄らいだ

旧モデルのsessionは、非常にコンパクトなパッケージとそこそこの性能が同居しており、エントリークラスとして有りな1台でした。付属パーツも豊富で、初めてGoProを購入した方がどの使用用途に使っても色々遊ぶことが出来る初心者におすすめのモデルだったのです。しかし今回のアップデートで豊富なマウント類はカットされ、sessionのパッケージ単体では制約が大きくなり、割高感が強くなりました。元々GoPro自体割高な製品群だったのですが、sessionもそうしたアイテムになってしまったのはやや残念です。

同価格帯だと例えばSONYのHDR-AS50等は上位機種の性能を引き継ぐ形で低価格化されており、かなりコストパフォーマンスに秀でた内容です。4K解像度のタイムラプス撮影にも対応しており、お得感が光ります。

低価格で高性能なアクションカメラがどんどん台頭してきている中、若干価格競争力を削ぐ形のアップデートとなってしまいましたが、今後のVR展開等GoProの動向に期待したいですね。

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