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ここではサンダーヒルレースウェイを舞台にS1000RRやYZF-R1といったスーパーバイクのレースシーンを撮影しています。360度動画になっているため、並走車、後続車の姿も細かく確認出来るのが良いですね。前方がクリアな状態でも、後ろからどんどん追い上げてきているのを見るのは新鮮な体験です。思わず、カメラを載せているライダーを応援したくなります。
GoProで360度動画を撮る方法
GoProは勿論全天球カメラでは無いので、通常この様なリグに設置して撮影します。ちなみにこのリグ、超高いです。このリグ単体で500ユーロという驚異的な価格設定をしています。パッと見は良く有る3Dプリンターで印刷した物にしか見えないのですが…恐らくこれ、自分で印刷すると原価は1000円以下です。これにHERO4を6台組み合わせるので全部込みで30万以上になる計算です。非常に高価なキットでまだまだアマチュア向けの機材では有りませんね。その代わり、SP360の様な単体カメラに比べ解像感に優れた動画を撮ることが出来ます。
GoProからもこの手のキットが2016年中に発売される予定ですので、気になる方は是非。
メーターやコース図が挿入されている
面白いなと思ったのは画面に速度やエンジン回転数のメーターが挿入されていることです。またコース図も乗っており、何処を走っているのかゲーム感覚でわかる様になっています。マリオカート感覚で楽しめるこの機能は一般向けにも欲しいなぁとうらやましく思いました。
S1000RRの加速力も有り、中央のヘアピンに入るまでには140km、そこから50kmまで一気に落として旋回していきます。これは1周分の動画なので、その後のロングストレートでのフル加速を確認できないのが残念です。
GoProstudioには残念ながらこういう機能は実装されておらず、今後簡単に挿入出来る様になるのを期待したいところです。
大勢で撮ると動画が俄然楽しくなる
360度動画になると、視聴者が自在に周囲を確認出来るようになるので、一人で走行するよりもレースシーンの様な複数台が絡む映像の方が面白くなります。そうなると作品を作るための撮影自体が大規模になることから誰でもクオリティの高いものを作るのは難しいですが、普段からチームで撮影されている方には腕の見せ所ではないでしょうか。
360度動画に仕立てれば、一つのカメラで全員を映像に落とし込むことが出来ますし、全てのライダー分のカメラを用意する必要は有りません。バイクへの固定など、諸々の問題を解決してしまえば非常に面白い絵が撮れます。