今回はキムコのK-PIPE 125の紹介です。メーカー名でやや誤解されがちですが、キムコは台湾のバイクメーカーです。さてこのK-PIPE 125ですが、見た目通りミニバイクのサイズ感でホンダのGROMやカワサキのZ125PROと同じタイプのバイクです。
ヘッドライトは縦に2つ並んだ配置でどことなく昆虫的なデザインに鳴っています。
フレームからスイングアームまでトラス構造で、ややスカスカな感じも125ccならではの外観ですね。シュラウドの面積も有りますが、Z125などよりも数段スカスカに見えます。これは12インチホイールを採用したライバルに対し、17インチホイールを選択しているのも大きいでしょう。車体が小さい分、相対的にホイールが大きく見えます。
LEDライトを使用したリアフェンダー周りの造形は今時で中々かっこいいです。
フロントフォークは正立式のテレスコピックフォーク、リアはモノショックになっています
ブレーキはフロントに276mmのシングルディスクと2ピストンキャリパー、リアにドラムブレーキを組み合わせています。
ホイールは前後17インチですが、タイヤサイズがフロント2.75-17、リア3.50-17で細さめのタイヤです。
エンジンは123ccの空冷単気筒。ボアストロークは54×54のスクエアストローク、圧縮比は8.6:1です。最高出力は8馬力/7000回転、最大トルクは0.87kg・m/6000回転と、やや非力なエンジンです。燃料供給はキャブレターを内蔵しています。始動方法はセルとキックの併用です。トランスミッションは4速のMT仕様になっています。乾燥重量103kgなのでオイルなど諸々を加えるとGROMよりちょっと重たいかな?タンク容量は4.5Lでかなり小振りですが、燃費の良い排気量規格なので街乗りには十分です。シート高は780mmなので座りやすさは満点ですね。
価格は1999ドルなので日本では2017年の為替レートで20万円弱といったところでしょうか。そう考えるとGROMなどよりも割安なので、遊びバイクやセカンドバイクとして楽しむにも丁度良いかもしれません。