スーパーカブ110同様、2017年にマイナーチェンジしたスーパーカブ50。こちらは50ccという原付一種の排気量のため、普通自動車免許でも搭乗できるのが強みです。
スーパーカブ50 2018-
先代が角目でどちらかというと格好いい路線のデザインだったのに対し、新型は丸形LEDヘッドライトのおかげで懐かしいような可愛い様な愛嬌の有るデザインになりました。ミラーも丸形ミラーになったことで曲線美的なデザインにまとめられています。
ボディー両サイドは取り外し可能なカバーになっており、メンテナンスノートの収納スペースとしても活用されています。レッグシールド裏には買い物袋を掛けられる荷掛けフック付きです。
その他、シートのウレタン素材の改良で足つき性を保ちつつ座り心地を改善しました。
車体色は全5色展開で、50ccモデルには見た目に鮮やかなイエローが設定されています。
ホイールは前後17インチでタイヤサイズはフロント70/90-17、リア80/90-17です。ブレーキは前後ドラムブレーキになっています。
エンジンは49cc空冷単気筒のAA04E。ボアストローク38.8×44mm、圧縮比10:1に設計されています。最高出力は3.7馬力/7500回転、0.39kg・m/5500回転と先代と変わらない数字です。
見た目はカブらしさを保ちつつ、2段キャタライザー式マフラーを採用したことで新しい排ガス規制をクリアしました。
燃費性能はあいかわらず抜群に優れており、105km/Lと3桁に到達しています。
エンジン内部の変更点としてはオイルフィルターが遠心分離式から、新型ではエレメント式に変更になっています。更にドレンボルト部分にスクリーンフィルターを配置したことで、オイル内の濾過機能を高めています。
価格は23200円で110モデルに比べても数万円安い価格です。ただコストを抑えて低価格化を行った先代に比べると定価そのものは上昇しました。
スーパーカブ50 PRO 2017-
ビジネス用途に使いやすくしたPRO仕様は50ccモデルでも設定されています。
主な変更点はフロントバスケットとそれに伴うヘッドライト位置の変更、長さを543.3mmに延長した大型リアキャリア、取り回しに優れる14インチホイールです。また停車時にフロントホイールをロックするパーキングブレーキが設けられています。
またこちらは商業車として、カラーリングがセイシェルナイトブルー1色のみの設定です。価格は約2万円アップの23200円です。