ツーリング時にはカメラなど高価な機材の持ち運びが多いため、従来はボブルビーを愛用していた私ですが、最近はもう少し小型のバックパックも欲しいということで、DJI Mavic Pro用のバックパックを購入してみました。
ハードシェルというより硬質ゴムに近い質感
まず最初にお断りしておくと、この製品は生産国が中国で、各メーカーへOEM提供しているのか、あちこちで同様の製品が販売されています。私はAmazonでAnbee名義のバッグを購入しましたが、形が一緒なら、どれも同等品と思って良いでしょう。価格は様々ですが3000円くらいが相場です。
まず外装はやや光沢のカーボン柄になっています。触ったときの質感は、ボブルビーの様なABSの固くつるつるした質感では無く、ゴムの様な滑りにくい素材が使われています。ハードシェルとして販売されていますが、あまり素材は固くなく、どちらかというと粘り強い感触を受けます。重さもそれほどなく重量そのものは軽いです。隅の柄も綺麗に貼られていて、完成度としては中々高めです。
中身は固定されたスポンジ
バッグの中身は機材を固定するためのスポンジがぎっしり詰まっています。そのためあまり余計な物は入らない印象です。ドローン本体が中で動くのを防ぐバンドが設けられています。
このスポンジは取り外しが出来れば一眼レフやGoProなど他のカメラに合わせてカットした物も入れられると思ったのですが、残念ながらがっつり固定されていました。バールの様なもので剥がせないことも無いかも・・・。
ちなみにスポンジの固定は接着剤で行われていますが、処理が少し雑というか接着剤がモロに見えているクオリティです。実用面では問題無いですが、ちょっと気になります。
反対側はメッシュのファスナーになっており、レンチなど簡単な工具を入れておくには最適ですね。ただしバックパックの厚みにあまり余裕は無いので、大きい物は入りません。
ナイロン製バッグに比べれば安全か
ハードシェルの剛性はそれなりですが、雨の侵入などは確実に防げますし、アウトドア用のナイロンバッグなどよりも保護性能は高いです。内部のドローンなどもしっかり固定されているため、多少雑に扱っても傷つくことは有りません。
流石にボブルビーの様にバイクで転んでもプロテクター代わりになる防御力は有りませんが、転んだ時に固いドローンやカメラで背中を怪我することは防げます。大事な機材を守るという意味でも、これくらいで十分でしょう。価格もボブルビーの5分の1以下で非常に安価です。