600cc~

モンスター 796 (ドゥカティ)

 

ドゥカティ モンスター796

第二世代のモンスターの中では後発で発売されたモンスター796。696にもうちょっとパワーが欲しいけど1100ほどでは・・・というライダーにとってはベストなバランスの大型ネイキッドです。

Monster796(モンスター796) 2010-

 

Monster 796 (ドゥカティ)

デザインは他のモンスターシリーズと共通点が多いですが、レッドステッチの映えるシートは796で採用された新型で、その分1100と比べてもより低く座りやすい800mmという数値に調整されています。
車体サイズは全長×全高がそれぞれ2114mm×1079mm、車両重量は乾燥時169kgとなっており、より排気量が上のモンスター1100とサイズ感はほぼ同じです。

フロントサスペンションは2010年に発売された車両ではSHOWAの倒立フォーク、2011年ではマルゾッキ、2013年モデルからはKYBと短期間に頻繁に仕様変更されています。リアサスペンションはプリロード調節機能の付いたザックスのモノショックです。

ブレーキはフロントに320mmのダブルディスクと、Bremboの4ピストンラジアルマウントキャリパー。リアは245mmのシングルディスクで、こちらもBremboの2ピストンキャリパーを装備します。

 

ドゥカティ モンスター796

 

ホイールは前後17インチで、デザインはモンスター1100と共通しています。更に696で両持ちだったスイングアームも、796では片持ち仕様になりました。タイヤはピレリのディアブロロッソⅡ。タイヤサイズはフロント120/70-17、リア180/55-17で、696から排気量が上がったことで特にリアタイヤが太くなっています。

 

ドゥカティ モンスター796

 

エンジンは803ccの空冷L型2気筒、デスモドゥエ。ボアストロークは88×66mm、圧縮比は11:1です。696のエンジンをストロークアップすることで排気量を803ccに変化させており、最高出力以上に最大トルクが大きく上昇しました。最高出力が87馬力/8250回転なのに対し、最大トルクは8.0kg・m/6250回転で696より1割以上上昇しています。ちなみにこのエンジンは同排気量のハイパーモタード796でも使われていますが、出力面では後発のこちらの方が上回っています。クラッチは湿式多板のAPTCを標準装備します

モンスター796は価格面でもバランス型で、モンスター696が約100万円、モンスター1100が140万円(1100Sは165万円)の間をとって、120万円という形に設定されました。

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