私の普段使ってるOGKのFF-RⅢはラインナップ中でも廉価なモデルなので安い所では1万円弱くらいで買えます。免許取得時、その安さから購入しましたが気づくと1年近い付き合いになりましたので、改めてレビューを残したいと思います。
安くても安全性は十分！
購入価格1万円弱ということで、お世辞にも高級機とは言えません。しかし、廉価モデルの割に事故時の安全性という点では十分でした。これで一度単独事故を起こしていますが、ヘルメットそのものも大した傷も無く、未だ健在です。でも2度目の事故は正直勘弁して欲しい…
FF-RⅢは低価格品の中でも眼鏡用のスリットが設けられているので、眼鏡をかけて走行される方には価格も安くかなりおすすめです。一時的にコンタクトをすることが辛い時も安心して着用することが出来ます。内装はほどほどにゆるさが有るので、眼鏡の他にはスピーカーを設置することも十分可能です。
内装はクリップとマジックテープの併用になっています。正直SHOEIやAraiのクオリティと比べるとチープ感は拭えませんが、内装はほぼ外すことが出来るので夏場に汗をかいても洗濯することが可能です。
ヘルメットの固定は金具での固定となっています。安全性を重視するならダブルリング式の顎紐にするべきなのかもしれませんが、グローブをしたままでも簡単に外すことが出来、私の様な横着なタイプには有り難い形状です。
ベンチレーションの為に開閉する部分はややチープな質感ですが、性能という意味では十分です。雨の日や夏場に使用しますが、内装に適度な緩さが有るので、空気の排出力は悪く有りません。
ヘルメットの外装の形状は特に目立った凹凸も無く、普通のフルフェイス然とした感じです。あまり特徴が無いのが欠点というか…ただしOGKのロゴがデカデカと額に入ってくるのは悪目立ちしすぎる様に感じます。また側頭部周辺は意外にデコボコしており、カメラやインカムを設置する時に両面テープが上手くくっつかない場合が有ります。
標準のシールドはほぼ透明
標準ではクリアスモークというグレーがかったシールドが付いています。
着用時の印象としては、ライダー本人も顔もはっきりと視認できるレベルのクリアーさです。夜間の使用時も視認性はそれなりに確保できるので、朝出発して夜帰宅する様なケースにも対応していますが、反面紫外線からの保護性能は並です。夏場に強くなった日差しでは日焼けは避けられないでしょう。
OGKより、オプション品でスモークシールドも販売しているので、最近そちらへ切り替えています。ラインナップ上では1ランク濃くなるだけなのですが、色味はかなり異なります。こちらは紫外線をカットする性能が高い代わりに、夜間での視認性を著しく遮ってしまうので夜の山道を走る様なケースには適しません。
ちなみにクリアスモークでは写真撮影時に本人の顔が透けて見えるので、プライバシー保護を気にされる方はスモークかミラーシールドをお勧めします。
