先日MT-07ベースのXSR700が発表されましたが、今度はMT-09ベースのXSR900が発表されました。3気筒クロスプレーンに魅力を感じる人にはこちらの方が良いかも?国内に関してはXSR900のみの展開になるという噂も出ています。
発売は2016年春を予定
EICMA2015にて各社次々と新型を投入しているので、ここではネタになりそうなのを一つ。
異形ライトを採用した近代的なネイキッドが主流な中、古めかしさも感じる様なデザインです。しかし最近この手のクラシカルというかオールドルックなバイクが最近は見直されている様です。日本の様にネイキッドスタイルを好む市場は独特だそうですが、日本のバイクファンには嬉しい時代になるかもしれません。
全体的にネイキッドのスタイルを保っていますが、メーター周りは現代のバイクのそれで、非常にお洒落な感じです。単純なタコメーターではなく一ひねり入っているのが良いですね。
しかし来年はヤマハの60周年記念とはいえ、これでもかとインターカラーを採用しています。来年はYSPを黄色一色にする気なのかな…?
SS、ネイキッドと問わず限定カラーを投入しています。この手の限定色は値落ちしないという面でもお勧めです。また黄色のフルカウルなら街中での目立ち度も抜群かと。
2016-02-23 追記
国内の発売日が正式に確定しました。イエローカラーは本日から2016年9月末までの限定受注となりますので、欲しい方は早めに注文しておいた方が良さそうです。国内では年間1000台の販売予想とのことです。大型免許の取得が容易になったとはいえ、このクラスの販売台数はやはりこれくらいになってしまうのでしょうか。もっと売れそうな気がするのですが…
勿論MT-09譲りのクロスプレーンコンセプトの3気筒エンジン、TCSなどの電子盛業が盛り込まれます。しかしこのモデルではむしろ手仕上げによるアルミタンクカバー等、ルックス面の仕上げの良さからくる所有感が魅力と言えるのではないでしょうか。NEORETROの名にふさわしく、雰囲気たっぷりな一台です。
カラーはシルバーとダークブルー、そして限定色の3色展開です。このダークブルーはその中でも比較的地味な色ですが、タンクのマットな艶が渋く、大人な感じです。
ベースとなったMT-09とはスペック的には大きな差が有りません。当たり前と言えば当たり前ですが…元がネイキッドのMT-09なので、車重もそんなに変わらないどころか、XSR900の方が数kg重たいです。また、シート高もこちらの方が15mm高くなっています。とはいえこの辺りは乗り比べないとまずわからない数字です。
馬力、トルク、ギア比、タンク容量も全て一緒です。完全にスタイルの好みで選んでいただいて問題ないかと。個人的にはこの古さも残したネイキッドスタイルのXSR900を押したいところですが、皆さんはいかがでしょうか?
最後にオプション品もちょっとだけ紹介です。2人乗りのXSR900ですが、純正でシングルシートカウルが用意されています。大きく跳ね上がったカウルなので、カフェレーサーのスタイルを好む方にはぴったりのアイテムです。
また、ネイキッドでは風が辛いという方向けに大振りなスクリーンも有ります。XSR900くらいになると、当然高速道路を使った移動も視野に入ってくるので、このアイテムは快適性の面からも有りではないでしょうか?ちょっとやんちゃ系に見られそうなアイテムでは有りますが、実用的です。