アクションカメラは性質上激しいスポーツシーンで使われる物です。しかし肝心の映像がどうしてもブレることが往々にして有ります。手振れ補正搭載のモデルも有りますがスピードが乗ってくるとやはり焼け石に水です。もし盛大にぶれてしまうことに悩まれている方は以下の方法を試してみてください。
設置する所を触ってみる
まず今設置している所を触ってみて、たわんだりしないかを良く確認してください。バイクのカウルでもがっちり固定されている所と、柔らかくて動きやすい所が有ります。カメラを設置する際はちょっとやそっとでは動かない所を選びましょう。柔らかいところというのはどうしても細かい振動が取れないスポットですから、それを避けるだけでも細かいブレが収まります。エンジンの様な振動する物がすぐ近くに有る場合は、細かい振動が伝わってこないか実際に触れてみることをおすすめします。
振動を吸収してくれる場所へ移す
例えば人間の頭部はそれ自体が振動を上手く吸収する様になっています。これはアクションカメラが発売され始めた頃から言われていることですが、人体の振動吸収機能を上手く利用しましょう。GoPro公式もヘルメットに装着することを推奨しています。胴体や手首に付けて振動を拾うなら頭部に移設すると大分影響を抑える事が出来ます。
マウントを短くする
ジョーズフレックスマウントの様に長い棒はどうしても振動に弱い特徴が有ります。先端に重量物が付く構造をしているため、考えてみれば当たり前な話です。もし少しでもマウントを短くする余地が有るのなら、出来るだけマウントは短くしてあげて下さい。例えば延長コネクターを一つ省く事でも十分効果が有ります。マウントの剛性は振動の大小に密接に関係しています。
六角レンチで確実に締める
勿論GoPro専用のレンチでも結構ですが、六角レンチならご家庭のガレージやバイクの非常用工具から調達可能かと思います。寸法が合わなかった場合、一度きりでしたらその場で紙やテープを巻いて径を太くしてやれば対応可能です。強いトルクで締め上げればマウントそのものもしっかりと固定され、揺れの軽減やカメラ位置がずれてしまうことを防止します。ただしあまり過剰な力で締めるとネジの損傷を招くので自然に止まる位置以上に回そうとするのは止めましょう。