今回はSONYのDSC-RX100を追加したお話です。
以前から静止画の記録用にデジカメは一台欲しいと思っていたのですが、荷物の都合上、中々機材を増やすことが出来ませんでした。今回のRX100は上着のポケットに忍ばせても全く違和感の無いコンパクトさなのでかなり活躍してくれそうです。
目次
DSC-RX100とは？
SONYが誇る高画質派コンデジのRX100シリーズの最初期モデルです。今の所ⅠからⅣ型まで並行で販売されていますが、2016年現在3万円弱まで値落ちしています。高画質を比較的お安く買うことが出来るハイコストパフォーマンスモデルとして評価が高い名機です。
そのコンパクトな筐体と反比例し1インチの大型センサーを搭載、レンズもカールツァイスと凝った内容となっています。手振れ補正等の便利な機能もSONYならでは高い性能を発揮しますので、小型なれど侮れないカメラとなっています。
他と比較してコスパは良いの？
1インチの大型センサーを搭載した、いわゆる画質重視のカメラの中ではかなり安い方の部類に入ります。このRX100は2012年6月発売のベストセラー機種なので、2016年1月現在、既にかなり価格がこなれています。兄弟機が4機目を発売される人気シリーズですが、初代のRX100も継続販売されている状況です。設計が最新機種に比べ古くなったことを考慮しても安くてそこそこの画質を手にすることが出来ます。新型は動画機能もハイスペックな仕様になっており、4Kやハイスピード撮影に対応しました。しかし、あくまでも静止画用のカメラを探したときにこの価格はお買い得です。価格.comでもランキング上位の常連なので、予算が3万円程度の方にはお勧めできます。
光学3.6倍は普段使いならば十分なレベル
流石にズームはコンデジのそれなので、物凄い寄れるわけでは有りません。ただ、わずかにズームが必要なケースには十分対応出来る様になっています。私の様な風景写真に使う程度なら、倍率が足りないということも余り無いでしょう。ズームはヤフオクに出品する際の写真を撮る時に主に使いますが、室内で接写に使うくらいならこの倍率でも問題ありません。
アウトドアの使用では、藪の中に廃棄されたこんな物を撮ったりする際に丁度良い倍率です。あまり林の中に入りたくない場合にはわずかでもズームが出来ると便利です。ただし望遠的な要素を期待すると大いに肩透かしを食うので、気持ち寄れるくらいに考えておいたほうが良いでしょう。
コンパクトさは優秀、しかしずっしりとした重みが有る
サイズ感は一般的なコンデジのそれです。今時のスマホと大差ないサイズで、上着のポケットに突っ込んでおくには丁度いい形状になっています。不意にバイクを停めて撮影する時に使うカメラは、サイズの大きい一眼レフや三脚等、準備に手間取る物ではいけません。これならすっと上着から出して撮影し、再出発の時も簡単に収納することが出来ます。
基本的にはポケットに突っ込んでおけるコンデジがツーリング先での利用に向いているのですが、その中でもRX100はコンパクトながらも一定の画質が保証されており、とても重宝します。ただし、見た目とは裏腹に重量は約240gと詰まっているので、持ってみると意外に重さを感じるかもしれません。このボディ自体は高級感を伴った物なので、質感はかなり高いです。この価格でも所有している喜びを得られる良い作りになっていると思います。
価格分以上の画質は出ていますが、少し調整がしにくい
このコンパクトなボディに操作系をギュッと詰め込んだ所為か、慣れるまでマニュアルモード時の調節がやりにくかったです。ボタンの配置も素人の私が使うにはいまいち不親切に思います。ただシーン毎の設定は非常に優秀ですので、こだわり派以外は無理してマニュアルで撮る必要も無いですし、カメラ側にお任せしてしまった方がかえって良い結果が得られることでしょう。個人的には曇り空の山の中は太陽光に乏しいのでマニュアルで調整しないと少し暗さが出てしまいます。
また、至近距離まで寄ろうとするとフォーカスが中々合ってくれないことが有ります。RX100は接写は苦手という方もいらっしゃいますが、確かに一眼レフとマクロレンズの組み合わせには負けてしまいそうです。もうちょっと接写に強いと何でもこなせる一台として相当おすすめなのですが…。
現在、こいつの他はリコーのGRⅡで撮影を行っていますが、慣れてくるとRX100はもっと良い写真撮れるんじゃないかな、と思わせる懐の広さみたいなものを感じます。GRⅡを購入した時は、流石にRX100より良いカメラだ…と思いましたが、RX100でも工夫次第でこの差はほぼ埋められる様に思います。いずれにせよこのコンパクトなボディで簡単に高画質が持ち運べるのがこいつの特徴でしょう。あまり荷物を携帯できない旅行先では非常に有り難い存在です。
