突然の発表ですがリコーがアクションカメラの次世代機として、WG-M2を発表しました。その発売日も3月18日と1ヶ月も時間が有りませんので、ここではざっとその内容を確認したいと思います。
目次
WG-M2はM1とここが違う
丁度M1のレビューを書いたばかりですが、M1の発売から既に結構時間が経っているので、M2はカメラの内容が大きく進化します。
解像度を4Kに拡大
4Kの高精細さは1080pでの撮影に慣れている方ほどやみつきになります。
WG-M1では1080p30fpsが上限でしたが、このモデルでは4K解像度に対応してきました(4K撮影時の時のフレームレートは30fpsまで)
今後のウェアラブルカメラ業界では4Kが本格的に導入されそうです。ファイル容量も大きくなりますが、動画編集にもマシンパワーが必要になるのでPCの強化もお忘れなく。
また1080pの撮影時も60fpsが設定可能になり、解像度部分では、競合のウェアラブルカメラと同等以上のスペックを手に入れました。
204度の超広角レンズ
WG-M2では、カメラのレンズが204度という超広角仕様に変更されました。ちなみに前モデルのM1では130度となっています。360度カメラの様な一部の例外を除き、競合が170度程度までしか対応していない中でWG-M2は相当な広角レンズと言えます。204度となると正面方向に関してはほぼ全域をカバーできる上、画角が広がる程にブレが低減されていきますので、振動の多いスポーツシーンに使うカメラとしてはまさにうってつけです。
4Kモードでは100Mbpsという超高ビットレートによる撮影
「超」ばかり使いますが、やはり100Mbpsは数字的にもインパクトが有ります。GoproHERO4が4KのProtuneモードで60Mbpsであることを考えると、画質面ではGoPro以上、同じく100Mbpsで撮影できるSONYのFDR-X1000Vと互角の映像を出すことは間違い有りません。
しかし32GBくらいのMicroSDメモリーカードでは一瞬で容量を使い切ってしまうので、こいつを購入される際はより大容量かつ高速なメモリーカードを用意した方が良いでしょう。ちなみにWG-M2は64GBまで対応しています。内蔵メモリー64MBは静止画の保険くらいにしかならないので、追加のメモリーカードは必須です。今後4Kに高ビットレート化が進行すると、amazon辺りで格安で購入できる格安のMicroSDでは速度が足りなくなる為、メモリーカードは買い直さないといけないかもしれません。
振動で撮影状況を知らせてくれる
あまり聞いたことの無い機能ですが、撮影開始と終了時に振動を発して、スイッチが間違い無く押されているかを教えてくれるそうです。リコーのアクションカメラは本体の液晶も大きいので、どちらかと言うと操作を間違えにくい部類に入るのですが、親切な機能ですね。終了時はともかく、撮影開始時に確実に録画が始まったことを教えてくれるのはありがたいですね。
気になるお値段は?
リコーの公式オンラインショップでは、48060円(税込)でした。発売からしばらくはどこの量販店でもこのくらいでしょう。タフネスさも売りなカメラでは有りますが、ウェアラブルカメラはその性質上ハードに使われる方が多いので、延長保証には入っておきたいところです。
WG-M1が現状2万前後、安くて1万円後半で売られている中で、2倍から3倍近い値段ということになります。この価格帯ですと、GoProのHERO4Black、SONYのFDR-X1000VR等各社フラッグシップと完全にぶつかる値段ですが、それだけリコーは今回のカメラのクオリティには自信が有るということでしょう。
ただWG-M1のソフトウェアはぶっちゃけいまいちだったので、M2になる段階で大幅にアップデートされることに期待したいです。
早速買ってみた
実機が届いたので早速レビュー記事を別にまとめました。やはり広角レンズの威力は凄まじく、他を圧倒する視野角です。他のアクションカメラとの比較も行いましたから興味の有る方はご一読下さい。