1000cc~

カポノルド 1200 (アプリリア)

アプリリア CAPONORD 1200

アプリリアの誇る大型デュアルパーパス、カポノルド 1200。SSのRSV4と共通のフェイスデザインを使用しつつ、こちらはアドベンチャーバイクらしいスタイルにまとめられています。

アプリリア CAPONORD 1200

サイドから見ると当然ながらRSV4よりもかなりアップライトなポジションです。極力直立した姿勢を作ることで、長時間の乗車でも負担がかかりません。乗車中は視点が高く、路面状況を捉え易いメリットも有ります。このリラックスした姿勢を作る為にハンドル高は高く、スクリーンもそれに合わせて縦方向に十分な長さを取っています。幅広のバーハンドルにハンドガードも装備し、未舗装路にも進入するデュアルパーパスらしい雰囲気を出しています。燃料タンクは24Lとロングツーリングが想定されるCAPONORD 1200はかなり大きめのタンクを積んでいますね。

 

アプリリア CAPONORD 1200

エンジンは90度バンクの水冷V型2気筒です。1197ccと排気量的にもかなり余裕が有り、125馬力/8250回転を発生させます。大排気量の2気筒の為、114.8Nm/6,800回転と普段使いの低い回転数のトルクもかなり厚くなっています。ライド・バイ・ワイヤーで電子スロットル化されており、ハイパワーかつ重量級なバイクであるCAPONORD 1200をライダーが十分にコントロール出来る様に調整されています。パワーモードは3タイプ用意されています。ツーリング、スポーツ、レインとその時の路面状況、好みで出力特性を変更することが出来ます。デュアルパーパスは郊外のワインディングを通過することも多いと思いますが、そういう時はスポーツ、また雨で路面が滑りやすい、アスファルトの凹凸が激しい場合はレインモードに変更してあげると良いでしょう。

フレームは鋼管フレームにアルミサイドプレートで補強することで強大なエンジンパワーを受け止めています。リアには赤いスプリングのサスペンションが車体横に取り付けられており、視覚的なアクセントとなっています。これは排気マニホールドの為のスペースを確保しつつ、オンロードで高い負荷がかかってもしっかりとした安定感をライダーが得られる様に設計されているそうです。ホイールは非常に細いスポークの17インチキャストホイールを採用しています。軽量アルミニウム製でバネ下重量の低減効果も十分です。

 

アプリリア CAPONORD 1200

こちらはサイドバッグが付いたTravel Pack。29Lと十分なサイズが付属しています。このバッグはカポノルド 1200用に専用設計されたスペシャルなアイテムの為、市販品を組み合わせるよりもデザインのバランスを崩しません。デュアルパーパスとして運用するなら積載能力の高いこちらの方が使いやすそうです。他にはサスペンションに電子制御化されたセミアクティブサスペンションのaDD (Aprilia Dynamic Damping)が使用されています 。これは路面にからのインフォメーションに基づいて減衰力を可変することで快適性を高める目的と、ライダーのスロットル操作、加速による2方向からの入力を計算することでライディング中のフィーリングを高める狙いが有ります。

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