1000cc~

カポノルド 1200 Rally (アプリリア)

アプリリア CAPONORD 1200 Rally

オンオフ兼用が身上のカポノルド 1200ですが、更にオフロードでの高い走行安定性を求めたRallyモデルは存在します。川の横断等ハードなオフロード走行にはこちらの方が快適そうですね。

ハードなオフロード走行にも耐える強化モデル

アプリリア CAPONORD 1200 Rally

Rally仕様に合わせてホイールはスポークホイールに変えられています。トップ画像の様な不整路では凹凸による振動が非常にライダーの負担になる為、一種のサスペンションとしても機能するスポークホイールはうってつけのアイテムですね。見た目もオフロード色が強くなり、デュアルパーパスらしさを演出しています。サスペンションにはTravelPack同様アプリリア自慢のaDD (Aprilia Dynamic Damping)が搭載され、不規則な路面を走行することが想定されるカポノルド 1200 Rallyの足を支えています。路面からの入力とライダーのアクセル操作、ブレーキ操作をセンサーで感知し、フロントフォークとリアショックの減衰力をその時の最適な状態に保ちます。そのシーンでの最適なセッティングに可変する為、ライダーも自身の操作に強い安心感を得る事が出来る仕組みです。更にブレーキにはABSを搭載し、未舗装路で頻発するホイールロックを抑え、十分な制動力を発揮します。追加されたアンダーガードは肉抜き穴もかっこいい大振りな物が備え付けられており、エンジン下のダメージを防いでくれます。不意に大岩や倒木を乗り越える際もバイクへのダメージを気にする必要は無くなります。

 

アプリリア CAPONORD 1200 Rally

フロント側の追加アイテムとして、いかにも頑丈そうなタンクガードと、フォグランプが追加されています。特にフォグランプは光源に乏しい夜間の林道では頼りになる装備ですね。前方の障害物や、動物の飛び出しからライダーやバイクを守ってくれます。

90度バンクの1197ccV型2気筒はスリムなボディに独特な鼓動感をライダーへ感じさせます。エンジンパワーは125馬力/8000回転とカポノルド 1200と同等の数字で、国内で乗り回すには非常にハイパワーです。こちらの方がオフロードで多用される分、やや扱いがシビアになるかもしれません。電子制御によるサポートとしては、ライドバイワイヤーの電子スロットルを採用することでECUが最適なスロットルレスポンスを計算し、ライダーのスキルを更に増幅してくれます。パワーモードも3つ用意されており、軽快な走りを生み出すスポーツモード、通常時での快適性を高めるツーリングモード、ピークパワーを100馬力に抑えることで安定感を向上させるレインモードが設定されています。これらはaTC(Aprilia Traction Control)と一体になっており、路面に対し最適なグリップをバイク側でも判断します。2つの速度センサーがリアホイールの空転を監視しており、過度なスライドやハイサイドでライダーが怪我をしない為の最新の制御技術です。

 

アプリリア CAPONORD 1200 Rally

サイドバッグはTrabelPackとも違う質実剛健なルックスが良いですね。いかにもタフな見た目が好印象です。33LとTravel Packよりも更に大型で積載能力が高く、純正品の為サイレンサーとの干渉の心配も有りません。どちらかと言うとシャープで洗練された顔つきのノーマルのCaponord 1200に比べ、がっしりとした重厚感が魅力の一台です。

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