スカイウェイブ250はスズキ製ビッグスクーターとして幅広く親しまれています。大柄な車体は2名乗車時の快適性も高く、女性にも受けの良いモデルです。
3タイプからスズキのビッグスクーター
スズキのバイクの中でも、スカイウェイブ250は非常に人気のあるバイクの1つです。現行モデルも10年以上かけて改良が行われてあり、完成度の高さが魅力です。
スカイウェイブ250に採用されたリンクタイプのリアサスペンションは2名乗車時でも高い走行性能を発揮する上、適度な運動性能が有り、ビッグスクーターが初めての方でもおすすめです。またスカイウェイブ250タイプS ベーシックに付いているバックレストは、バイクを乗る人の体格に合わせた位置に再調整できますから、ライダーのホールドもばっちりです。人気車種の為、マフラー等カスタムパーツも十分揃っています。
またビッグスクーターだけ有って、積載能力は高く、フロントのラゲッジスペースだけでも3箇所用意されています。グローブやカードケース、ペットボトルなど旅先でサッと出したい荷物はこちらへ仕舞っておくことが可能です。更にスペース内には12Vの電源ソケットが備わっており、移動中に充電することが出来ます。シート下はフルフェイス2つが軽く収まる63Lのラゲッジスペースになっています。とにかく大量の荷物を持って行動する様なシチュエーションでも安心です。また、非常に人気の有るバイクですから、出先で盗難されない様にイモビライザーが設けられています。
エンジンは249ccの水冷単気筒。最大出力は26馬力/7500回転とスクーターとしては中々ハイパワーです。2名乗車で高速道路を走行することも想定している為、走りの力強さという点ではしっかり考えられています。ホイールの駆動はメンテナンスの手間を抑えたVベルト式、変速も自動変速なので苦労知らずです。シート高は710mmで、普段も乗車は楽々ですね。装備重量214kgと250ccとしては重めなことが気になりますが、男性なら余程問題ないでしょう。タンクも13L有ればツーリングも余裕でこなします。ただし最小回転半径2.7mは、狭い路地での切り返しは苦労するかもしれません。スカイウェイブ250は一番安いベーシックSで70万円近くする為、比較的高価です。その代わりに走行中の快適性はとても配慮されています。
こちらは上位グレードのタイプM。走行フィールを変える5つの変速モード切替に対応しました。よりキビキビとした動きでスポーツ感を感じたい方はタイプMが面白いです。その分、約7万円アップとそれなりの価格差が有ります。
こちらはスクリーンまで一体化し、よりラグジュアリーな方向に攻めたスカイウェイブSS。シート構造を変更して、よりローダウンした様なルックスにまとめています。ミラーやサイドスタンド等、メッキパーツも豊富に奢られ、見た目の高級感を強調したモデルです。
最後にスカイウェイブ250リミテッド。これはまた異なる方向で快適性を追求していまして、グリップヒーターやハンドガード等バイクが苦手とする冬場の対策が取られています。リアシートの大型バックレストのおかげで、タンデム走行時の負担も少なく、同乗者に優しい仕様です。また際立って長いスクリーンは強い風からライダーを守ってくれます。