コラム

ライダーの命を守る、おすすめ胸部プロテクターのまとめ

プロテクター

残念なことにバイクは転倒が付き物ですし、公道を走行する以上、他人の事故に巻き込まれるケースもしばしば存在します。そういった際に体が剥き出しになっているライダーは、肉体へのダメージが大きくなる傾向に有ります。安全に配慮するライダーは既にほとんど着用済みですが、改めて胸部プロテクターの話をしたいと思います。

胸部へのダメージは死因第2位

バイクでの事故死の原因としてまず挙げられるのは頭部へのダメージです。大抵のライダーがヘルメットを被っていますが、スピードの出る乗り物ですし、当たり所次第では重傷化は免れません。出来ることならフルフェイス等、防御力の高い物を普段から使用したい物です。次に、内蔵等急所が集まっている胴体へのダメージも無視できません。胸部プロテクターを着用することで、臓器や骨へのダメージを少なくすることが出来ます。

まずは前面だけを守るシンプルなもの

2輪の教習時に使用する胸部プロテクターは、こういう感じの胸周りを守る奴が一般的です。私は中型と大型で別の教習所にいきましたが、そのどちらもこのタイプでした。特徴としてはハードプロテクターの面積が少なく、普段着の上に違和感無く着込めること、ライダーの動きを邪魔しないことでしょうか。価格も数千円と手頃で、重要なプロテクターで有りながら、導入コストは低く抑えられています。

背中もしっかり守る完全防備

次のプロテクターは背中もしっかりガードされており、事故時の脊椎損傷を防ぎます。実際に事故に合うと、落車時に背中を打つことは普通ですから、しっかりとハードプロテクターとパッドが組み合わさっているこうしたアイテムが防御力の面からおすすめです。反面、普段の走行時に嵩張る他、トイレ等の休憩時もやや邪魔になります。

更に肩周りをカバーしている商品も存在します。こうなるともう鎧の部類ですね。しかし肩や肘は転倒時に結構ぶつけますので、防御力が高いに越したことは有りません。

着崩れが心配なら専用ジャケットも

胸部プロテクターは普段の服装に追加で装着できることが魅力ですが、反面着る物が1枚増えて煩わしいと感じる方もいると思います。そういう時は専用のライディングウェアがおすすめです。標準でパッド類が入っていますから、これ一枚羽織れば防御力も十分です。レーサー然としたジャケットも有りますし、ジーンズ等の普段着には、上の様なアウトドアよりなデザインの方が合わせやすいです。

エアバッグで衝撃を吸収する

最後は、プロテクターの概念からはやや外れてしまうかもしれませんが、hit-air社から市販されているバイク用のエアバッグシステムをご紹介します。ベストタイプでジャケットの上から着用してもあまり嵩張らず、緊急時には首や胸、背中と上半身を広くカバーしてくれます。今はプロのライダーもエアバッグを装備していますし、いざということを考えればこのくらい用意しておいても良いかもしれません。ただしお値段は3万円半ばと非常に高いので、使い捨てにならない様、日頃から安全運転に心がけたいですね。