250cc~

X-MAX 300 (ヤマハ)

ヤマハ X-MAX 300

ヤマハより非常にスポーティな見た目の新型スクーター、X-MAX300が発表されました。TMAXに代表されるヤマハのスポーツスクーターの流れを汲む走りも楽しめるモデルになっています。

X-MAX 300 2016-

ヤマハ X-MAX 300

まずスタイリングは他のMAXシリーズ同様、ボリュームの有るフロントに鋭い2眼ライトで、実用車のスクーター離れしたシャープな顔つきを表現しています。灯火類はヘッドライト含め全てLED仕様になっています。ウインドスクリーンは十分な高さが取られている為、防風性の高い作りです。

各装備も豪華で、X-MAX 300はキーレスエントリーに対応したことで、発進時の手間を大きく省いています。フロントスペースには12Vの電源インレットが設けられており、モバイル機器の充電が可能になっています。シート下にはフルフェイスヘルメットを2つ入れてもまだ余裕が有る広いスペースが用意されているので、スポーティな見た目と実用性が上手く両立していますね。

サスペンションは通常のオートバイ仕様の正立フォークを搭載することで、ギャップの乗り上げ時の柔軟性、コーナーリング時の接地感といった高い性能を持たせています。ホイールがフロント15インチリア14インチとスクーターとしては大きいサイズを装着しており、足元に適度なボリューム感を加えつつ、走行安定性の向上にも貢献しています。ブレーキも前後ディスクブレーキで、267mmと245mmという大径のディスクを使用することでスクーターへの期待値以上のしっかりとした制動力を発揮します。またABSは標準装備されており、急制動時のホイールロックも回避してくれます。

 

ヤマハ X-MAX 300

エンジンは292ccの4ストローク水冷単気筒。ヤマハが新型車に順次採用しているBLUECOREエンジンを搭載しています。アルミダイキャストのシリンダーや可変バルブ機構を採用し、燃費性能と走行フィーリングの良さを追求した新世代型のエンジンです。X-MAX 300の場合、最大出力は28馬力/7250回転とスポーツ性を謳うだけ有ってかなりパワフルな数字を記録していますね。車重の軽さも相俟って、ワインディングに持ち込んでもかなり軽快な走りを見せてくれそうです。電子制御によるサポートとしては、このクラスには珍しいトラクションコントロールを搭載し、リアホイールのスライド時には自動的に出力を絞ってグリップを回復してくれます。車両重量が179kg有り、これは250ccのネイキッドバイクと同等か若干重たいくらいです。それでも同じヤマハのマジェスティやマグザムよりは数段軽く、スポーティなハンドリング特性に貢献しています。また意外にシート高は高く、通常のバイク並みの795mmに設計されています。見た目同様、かなりスポーツ性を楽しめるパッケージになっており、小排気量クラスのスクーターとしては中々面白そうな一台です。

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