1000cc~

FJR1300A / FJR1300AS (ヤマハ)

ヤマハ FJR1300A/FJR1300AS

ヤマハの大型ツアラーバイクであるFJR1300A。2016年にはマイナーチェンジが行われ、より快適性の高い一台に進化しました。一方、フルカウルの見た目を裏切らないスポーツ性も考慮されています。

FJR1300A 2016-

ヤマハ FJR1300A/FJR1300AS

ヤマハらしい2眼ライトと、大きめのウインドスクリーンが目を引くFJR1300A。ダークトーンでまとめられたフルカウルは、大排気量車らしい重厚感を演出します。実走行時の防風性も高く、燃料タンクも25Lと非常に大容量と、ツアラーバイクとして高い性能を誇っています。

サスペンションは、FJR1300Aではフロントにφ48の正立フォーク、リアにはリンク式のモノショックを使用します。ブレーキは320mmのダブルディスクと、282mmのシングルディスク仕様です。ホイールは前後17インチ、タイヤサイズはフロント120/70-17、リア180/55-17となっています。

またスポーティな見た目とは裏腹に、あまりきつい前傾姿勢は要求されず、長時間の乗車に優しい仕様になっています。シート高は805mmから825mmの調整式で、大型バイクの中でも比較的足の付き易い高さです。価格的には150万円程と安い買い物では有りませんが、バイクで旅行も楽しみたい方を十分満足させる内容です。

エンジンは1297ccの水冷直列4気筒。ボアストロークは79.0mm×66.2mm、圧縮比は10.8:1に設計されています。かなりの大排気量エンジンは最大出力も高く、147馬力/8000回転を発生されます。最大トルクも14.1kg-m/7000回転と高く、車両重量289kg+積載重量が嵩んでも物ともしないパワーです。駆動方式は、構造的にメンテナンスフリーなシャフトドライブ式で、外出先のトラブル発生を防いでいます。スロットル部分は電子制御式のYCC-T(Yamaha Chip Controlled Throttle)を採用し、扱い易さとエンジンレスポンスの良さを実現しました。また2モードのトラクションコントロールにより、リアホイールの空転を最小限に抑える様になっています。FJR1300Aのスポーツ性を損なわない範囲で調整出来るので、安全性とスポーツ性の両方が欲しい方も大丈夫です。

 

ヤマハ FJR1300A/FJR1300AS

続いて上位モデルのFJR1300AS。機能的な特徴としては、まずクラッチレスなオートシフターであるYCC-S(Yamaha Chip Controlled Shift)が採用した点が挙げられます。FJR1300A自体、長距離走行を想定したツアラーの為、クラッチ操作を簡略するこの手の装備を盛り込むことは当然の帰結と言えます。シフト操作はシフトペダルの他、ハンドルバーに設けられたスイッチを介して切り替える仕組みです。市街地や渋滞に巻き込まれた際も、ギアの上下は簡単になっています。

サスペンションも電子制御式になり、84通りのパターンから状況に合ったセッティングに変更が可能です。タンデム走行時や、大掛かりな荷物を載せている場合等、スイッチ操作で足回りの調整を行うことが出来ます。

更に2016年のアップデートで上位モデルのFJR1300ASにはLEDのコーナーリングランプが装着されました。ヘッドライトの上に眉の様に並ぶコーナーリング時に前方を追加で照らし、視界を確保します。バンク角が深い程点灯するLEDの量を増やし、明るく照らしてくれます。ミッションも高速時の静粛性を高める為に6速化されています。従来の5速にもう一つ足す形ではなく、ギア比も今回のアップデートで見直されました。

価格的にはFJR1300より30万円プラスとなりますが、ツアラー本来の快適性を重視される方にはこちらもおすすめです。

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