日産、ホンダ、マツダに続いてトヨタからも販売されたコンパクトSUV、C-HR。販売開始直後から予想を大幅に上回る人気車種となっています。流行のSUVスタイルを取り入れつつ、デザインも非常に特徴の有る良作で、2017年も引き続き人気を集めそうです。
トヨタ渾身のコンパクトSUV
カラーバリエーションは8色用意されており、ホワイトやブラック、シルバーといった定番カラーからイエローやブラウンと言った個性的なカラーリングも揃っています。特に比較的地味な色とされるシルバーはこのデザインに非常にマッチしており高級感の有る仕上がりです。
車体のサイズは全長4360mm、全幅1795mm、全高1550~1565mmとなっています。これは同じトヨタの人気コンパクトカーのアクアに比べると一回り大きく、特に全幅は意外に持て余すかもしれません。車体のボリューム感が特徴のSUVですが、狭い路地では慎重さが求められそうです。
エンジンは1.8Lハイブリッドと1.2Lターボの2種類が存在し、現状燃費に優れるハイブリッドに人気が集中しています。ハイブリッドが30km/L、ターボモデルが15km/Lと倍近い差がありますが、その分ハイブリッドは価格が若干高く、また駆動方式もFFとなっているのが特徴です。ターボモデルは4WDで、その分悪路には強くなります。毎年ある程度の降雪に見舞われる地域では重宝しそうですね。
エコロジーという観点ではやはりハイブリッドがおすすめですが、ターボモデルの方が出力では上回っており、同乗者や荷物を積載した時に力強い走りが期待できます。
グレードはS、あるいはG(ターボの場合はS-TかG-T)が設定されています。より安く買いたい方はSグレードなら約250万円からのスタートで、Gグレードに比べると25万円程節約することが出来ます。一方Gグレードは流石に上位グレードだけ有って、より大径の18インチホイールと扁平タイヤを使用し足下にボリューム感を加えています。SUVらしい迫力を求める方にはぴったりですね。LEDのヘッドランプ等細かな装備でも差を付けています。
Gグレードでは内装はレザーを多用した高級感の有る物になっています。しっかりコストをかけて、ラグジュアリーさを重視するユーザーも満足のいく内容です。また安全装備もはっきりと差が付いており、Toyota Safety Sense Pに加え、ブラインドスポットモニターやバックソナー等ドライバーをサポートする装備が豊富に盛り込まれています。ご予算次第ですが、Gグレードの方が長く大切に乗る方を満足させてくれそうです。
C-HRはトヨタとしても相当気合いを入れて作っているようで、販売と同時に様々なカスタムプランが提案されています。特にラグジュアリー感に優れるメタリックスタイルや、よりスポーティさを強調したスポーティスタイル等が面白いです。
定番のTRDからのアフターパーツも用意されており、特にオフロード感満載のエクストリームスタイルは、C-HRが持つオフロード色を更に強調した形で、迫力有る外観に仕上げることが出来ます。