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バイクにはボブルビー! 見た目のインパクトも絶大で安全性も高いハードシェルバッグ

 “バイク用バッグはボブルビーが斬新かつ安全” はロックされています。 バイク用バッグはボブルビーが斬新かつ安全

ボブルビーはライダーの間で愛好されているハードシェルバッグです。デイリーユースの使用というよりはバイクに乗る人に特に愛されているバッグでカスタムベースに使用されることも有ります。大きなABS製のバッグは見た目のインパクトが大きく、一目でボブルビーと分かる印象的なバッグです。

私もバイクに乗る際のバックパックはボブルビーの25L GTモデルを使用しています。

精密機器も運べる堅牢なモノコックハードシェル

ボブルビーは元々ノートPCなど精密機械を運べるバッグとしてスウェーデンで開発がスタートしました。

衝突時に中の荷物を確実に守るため、バッグのほとんどにABS樹脂が使用されています。ABS樹脂は加工しやすく、粘りの有る素材で簡単に割れることは有りません。特にボブルビーに使用されている様な肉厚のABS樹脂を割ろうとすれば金属バットが必要な程です。

そのため、使用時の耐久性、荷物の防御能力は特に重視されています。また独創的なモノコックハードシェルのデザインはグッドデザイン賞などデザイン分野でも高く評価されており、ハードシェルの光沢感やボリューム感が非常に特徴的です。

樹脂のボディはペイントやステッカーカスタムのベースとしても使用しやすく、オリジナルのデザインにカスタマイズするユーザーも多いですね。私もこれでラッピングバッグを制作したことが有ります。

ボブルビーを「装甲×少女」仕様にフルラッピングしました!

ボブルビー フルラッピング例

実際ボブルビーはオーナーのハードなカスタムを受けることが多く、あまり市販状態のまま使われていることを見かけません。ステッカーカスタムなども定番です。

なおボブルビーは現在ライセンスが同じくスウェーデンのPoint65°に移っており、パッケージにもそのロゴが入っています。

安全性が向上する

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ライダーがボブルビーを利用する最大のメリットは、ヨーロッパのCE規格のEN1621-2を取得しているところです。EN1621-2とは脊椎プロテクター用の基準になっています。つまりボブルビーを背負っていることでバックプロテクターを装備しているのと同等の効果を得ることが出来ます。

実際に背負うとパッド自体にかなり厚みが有り、ハードシェルの外装と合わせて重厚な作りをしています。背中から落ちても大丈夫そうな、いかにも強固に守られている感じを実感することが出来ます。

一般的に背面プロテクターはコストダウンの対象になりやすく、ライディングジャケットの標準プロテクターは薄いウレタンということがほとんどです。しっかりとしたプロテクターは単体で買うと1万円位してしまうため、バッグと兼用で使用できるボブルビーはお得感が有ります。

バッグとしての構造は非常にシンプルで、上蓋以外に取り出し口は有りません。蓋もゴムロープかバックル式で簡素なつくりです。補修パーツも販売されていますから、パーツが欠けたりした時は自分で修理することも可能です。

脊椎、脊髄の損傷は重症化しやすい

近年胸部プロテクターの認知率が高くなってきたのは大変好ましいことです。胸部プロテクターほどは知られていませんが、背骨を守るバックプロテクターもそれに劣らない重要な安全装備です。

バックプロテクターは背骨を保護する効果が有り、もしこれ無しで転倒した場合、脊椎や脊髄を損傷する恐れが有ります。

細かく説明すると、脊椎は背骨のことで、脊髄はその中を通る神経組織です。背骨の骨折、脊椎損傷は症状次第では寝たきりになるリスクが有りますし、脊髄は自然治癒しない部位のため、四肢の麻痺などの症状に一生付き合わないといけません。一般的に脊髄損傷と診断された時は非常に大きな怪我を負ったと考えて良いでしょう。

ボブルビーを背負うことは、こうした怪我からライダーを守ってくれます。

大容量の25Lかコンパクトな20L

ボブルビーのデイパックには容量が2種類有って、20Lと25Lに分けられています。数字の通り、25Lの方が大容量になっています。

これが今回私が購入した25L。

ボブルビーはハードシェルはビビッドなカラーの発色が良く、カラーも楽しむことが出来ます。一眼レフなど大きいカメラを収納しても余裕が有る為、荷物の多いライダーにはこちらが向いています。20Lに比べると縦に長く、プロテクターとしての防御範囲も広いのが特徴です。

価格は約3万円が相場で、中古市場では2万円ほどで出回っています。

そしてこちらが20L。

価格は25Lに比べ8000円程安くなります。形状の変化として、20Lの方が下の括れが小さく、縦の長さが短くなっているのが特徴です。ラッピングのベースに使うならこちらの方がやりやすいでしょう。

またサイズが一回りコンパクトで、自転車など体を動かしながら走行する場合は20Lでも良いかもしれませんね。

ところで、25Lがどのくらいの容量かと言いますと、一眼レフとレンズ数種を入れると結構一杯な感じになります。ハードシェルのため、バッグの形状に柔軟性が無く、収納時に無理が利かなくなっています。ドカドカ突っ込んでしまうと意外に物が入らないので、きっちり無駄なく収納するのに慣れが必要です。

25Lでも一泊分の荷物が何とか入るくらいで、連泊は厳しいかと思います。

意外に安い?

ボブルビーの存在は前から知っていましたが、海外メーカー製ということで5万以上の超お高いバッグだと思っていました。

実際は一部限定モデルをのぞき、25Lモデルでも3万円ほどで購入することが出来ます。耐久性と安全性を買うと思えば、全く手が出ない値段でも無いです。

バックプロテクター兼バッグと考えれば、高すぎるという価格ではないと思います。

フラップ形状の異なるGTとGTX

現在のボブルビーには主にGTとGTXの2つのグレードが存在します。

GTはボブルビー初期からのデザインを継承したクラシカルな物。バッグの閉じ方もホックにゴムを引っかける形になっています。対してGTXは空力重視のエアロデザインを採用し、バッグの蓋をよりフラットにしたほか、バッグの開閉もバックル式になっています。

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空力が問題になるのはスーパースポーツ系の前傾姿勢を取っている時です。タンクに密着し、スクリーン裏に隠れているときは後頭部とバッグにかなり強い走行風があたり、バッグに風の抵抗感を感じます。高速道路での移動が頻繁にあるのなら、少々高めですがGTXが良いかもしれません。

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反対にスクーター系のほぼ直立したポジションではGTXの空力の良さも十分発揮できません。写真の通り、背中や頭の影に隠れる為、それほど風が当たらないというのが大きいです。

GTでも蓋がばたついたりということは有りません。

正直バイクで高速道路を走っていてもGTの空力性能に特に不足は感じないです。強いて言うならバックル式の方がわずかに開閉が楽です。

重くない?

ボブルビーは見た目からして重そうですね…。たしかに決して軽いタイプのバッグでは有りません。パッドが厚いため、荷物を入れても方に食い込むことは有りませんが、その辺りは安全性とプライスレスといった感じです。

パーキングエリアに立ち寄った際などは可能なら降ろした方が肩への負担は小さくなります。