ヤマハ X-MAX125はヤマハが海外向けに展開しているスクーターで、125の名前の通りXMAXシリーズで最も小排気量のモデルになります。
X-MAX125 2014-
スタイリングはTMAXにも通じる釣り上がった2眼ライトで、非常にスポーティなデザインです。ウインカーもサイドカウルに埋設され、流れるようなシルエットを作り出しています。各クラスでデザインを共通としたことで、チープさを感じさせない洗練されたヤマハらしいデザインですね。
車体のサイズは全長×全幅×全高がそれぞれ2160mm×790mm×1380でNMAXに比べても一回り大きい車体になっています。車両重量も169kg有り、原付2種のスクーターとしては重ためです。シート高も792mmとそれなりに高さがあります。
またスクリーンは標準装備の状態で既に十分長く、防風性も高いです。
リアシートは十分な厚みが座り心地が良く、その下のラゲッジスペースはフルフェイスのヘルメットが2つ入るだけの広いスペースが確保されています。燃料タンクの容量も大きいので小旅行で活躍してくれそうです。
サスペンションはフロントに正立フォーク、リアにユニットスイング式が使用されています。
ブレーキはフロント側が267mmのシングルディスクブレーキ、リアは240mmのこちらもシングルディスクを装着します。
ホイールはフロント15インチリア14インチのアルミホイール。タイヤサイズはフロント120/70-15、リア140/70-14です。足回りのセッティングとしてはTMAXを意識してややスポーティな路線を踏襲していますね。
メーターは2連のデジタルメーターで、外観に合わせて中々スタイリッシュな感じにまとめられています。またハンドル下には左右に若干のコンバートメントも用意されています。
エンジンは124cc4ストローク水冷単気筒。ボアストロークは52mm×58.6mm、圧縮比は11.2:1です。最大出力は14馬力/9000回転、最大トルク1.21kg・m/6750回転で、同クラスのNMAXより1段ハイパワーなセッティングになっています。大型化された車体に合わせ、13.2Lの大型燃料タンクを搭載しており、ツーリング適性も高いのが特徴です。トランスミッションはVベルト無段変速を採用しています。
スポーティな方向に味付けしつつ、スクーターの利便性も高いため、普段使いから週末のツーリングまで楽しませてくれそうなモデルです。