バイク用品

ツーリング用のテントを初心者目線に考えてみる

ツーリング用のテント

ツーリング用のテントは小さくて軽めが良い

ワンボックスやバンタイプの収納力の有る車では無く、ここではバイクに積んでキャンプするためのテントを考察しています。その上で言うと、そもそも一人での移動がメインになるので、テントのサイズは1から2人用でコンパクトなサイズで十分、というかファミリー向けの大型は積むのも大変です。

タンデムで移動するなら2人用が心強いですが、その場合なおさら積載するスペースに余裕が無いのでとにかくコンパクトで嵩張らないテントを選んだ方が初心者には良さそうです。同様の理由で、設置のしやすさもある程度考慮したいところです。

前室は必要かどうかを慎重に考える

テント入り口にわずかな屋根が付く、前室付きのテントは火をおこしてコーヒーを入れたりちょっと火の気を使いたい時などに最適です。

またライダーの定番である出先での手作りラーメンを作るにも火が起こせる環境が有った方が良いでしょう。
ただし前室が有るとその分重量も増しますし、テントそのもののサイズも多少増します。あまり余裕の無いときはこの辺りが結構キーポイントになりそうですね。

コールマン ツーリングドームST

以上のことを踏まえて、まずは一人用テントの超定番のコールマンのツーリングドームから。名前からして既にツーリング向けの雰囲気を漂わせています。ちなみにこれは前室付きのモデルです。

インナーテントの角にポールを固定するポールポケット式なので、設営が簡単と初心者にも優しい定番商品です。
使用時のサイズは210mm×120mm×100cmで、前室も含めると縦横のサイズは210×約260cmと見た目通り正方形に近いサイズ感です。これはコンロなどキャンプ用品を本格的に揃えても楽しめそうですね。価格も1万円前半とこなれています。

モンベル ムーンライトテント1型

薄暗い月光の下でも設営できるように名付けられたムーンライトテント。1型はラインナップ中もっともコンパクトなモデルです。
また重量も2.3kgでツーリングドームより断然軽いのがポイントです。

設営時のサイズは220mm×110cmで、縦長のサイズになっています。高身長の方でも窮屈さを感じ難いという意味ではムーンライトテントは良い選択肢です。ただし幅は細くやはり一人で使うのがベストに思えます。
わずかながら前室も有り、コンロの使用も大丈夫です。

価格は2万円前半と今回のリストの中ではやや高価な部類です。一人用テントは1万円前後の価格の物が多いので、良く考えられた構造ですが、安く道具を揃えたい人には向かないかも?

バンドック ソロドーム1+

この春新型になったばかりのバンドックのソロドーム1+。インナーの変更で通年対応型になったため、それまでよりも使いやすくなりました。ベンチレーションも有り、内部の快適性も十分です。重量物となる金属のポールはアルミ製で、総重量は2.0kgと軽量級のテントです。

設営時は前室込みで200×150×100cmになっています。上の2つに比べても縦に短くコンパクトな印象です。その分あまり広く平坦な場所を確保できないときなどに重宝しそうですね。
これは価格1万円ちょうどくらいの手頃なテントです。

モンベル ステラリッジテント 1型

最後にモンベルからステラリッジテントです。前室が無いタイプで、その分軽量さを売りにしています。ペグなどを含めた総重量が1.44kgで、今回挙げた中では一番軽いテントになります。

その分設営時のサイズは210×90×100cmと、ややタイトな設計ですが、本来の目的が登山に使用されるだけ有って設営場所を選びません。

スノーフライなど極寒期の防寒性を高めるオプションも豊富に設定されており、キャンプよりもう少し過酷なアウトドアシーンにも対応できるテントです。その分3万円後半と一番高価なモデルです。
ただ雪の降るシーズンはそもそもバイクに乗らないので、ツーリング兼キャンプぐらいに使うならここまでの性能は必要ないかも?

私はソロドーム1+

実際就寝する為のテント内は200×90×100cmと結構タイトなので、一人での運用しか想定していないのでこのくらいでも問題は無いかなというのが正直なところ。これが常に2人で使うというならもう少し大きいテントでも良かったかもしれません。

重さや価格のバランスという点でも一番丁度良いところです。予算に余裕が有るならムーンライトテントも捨てがたかった。