何故宅配ボックス?
今年前半はクロネコヤマトなどの宅配業者と、Amazonをはじめとするネット通販の大手から出てくる大量の荷物に関する話題が取り沙汰されました。私もAmazonや楽天といったネット通販の利用率が高く、ちょくちょく宅配業者さんが家に来てくれます。
一方、昼間の内の宅配では不在通知を貰うことも多く、恥ずかしながら配達業者に2度手間をかけさせてしまうことが少なく有りませんでした。双方にとっても無駄が大きいので不在時に置いていってもらえるシステムにしたいなと考えていたので、宅配ボックスの設置は非常に魅力的です。
自宅に宅配ボックスを設置しておけば荷物をそこへ入れておいて貰えるので、ちょっと留守にする時やトイレに入ってしまった時など対応できない際に便利です。再配達の手間がなくなるため、双方で負担を減らすことが出来ます。
どうやって設置する?
インターネットの先例を見てみますと、市販されているボックスを購入して設置するケースや、業者が販売する戸建て用大型ボックスを使用するなど様々です。
とはいえ宅配ボックスを設置するために玄関周りを工事できる人は少ないので、小型ボックスを配置するのが手法として簡単ではないでしょうか。
ホムセン箱で自作する
「宅配ボックス 自作」、などで検索するとホームセンターで販売している樹脂製ケース、いわゆるホムセン箱を流用している事例が目立ちます。ポイントとしては、荷物を入れている間の盗難を防ぐ南京錠の取り付けですね。また箱ごと持って行かれないように家の柱とワイヤーロックしておくのも防犯上有効です。
ケースの必要容積はAmazonで多用される大きめの段ボール箱の寸法が33×25×18cmなので、最低でもこれが収まるサイズを選びたいところです。
こちらのアイリスオーヤマ製ボックスは容量が十分ですし、バイクのトップケースとしても流用可能です。価格も2000円ほどで無理なく購入することが出来ます。
小さい鍵が付いているほか、密閉構造のおかげで屋外の風雨にも耐えてくれます。中の荷物を守るという観点から、このくらいしっかりとしたボックスが良いでしょう。
盗難防止に万全を尽くすなら、大きな荷物の配達のない日は屋内保管にするなど対策を取っておいた方が良いかもしれません。箱自体の重量は約2kgで大人なら持ち運びは容易です。
屋内保管が難しいようでしたら、使わないときはコンパクトになる折りたたみ式コンテナを選ぶというのも有りです。強度的に少し弱くなりますが、使わないときの収納性は断然高いです。
プライム会員なら日時指定便の利用も
Amazonの場合は、プライム会員に加入することで配送時間の短いお急ぎ便の他、日時指定便も無料になっています。今後配送業者への負荷軽減も含めると、ユーザー側が確実に受け取れる日時指定便の利用が今まで以上に求められるのかなと思います。
いずれにせよ社会的に重要なインフラですので、双方に負担の少ない形となると良いですね。
本格的な戸建て用ボックスも
日本宅配システムさんの宅配ボックスはステンレス製の堅牢なケースを埋め込む方式なので、防犯性が非常に高い構造になっています。またゴルフバッグの様な特大サイズの荷物でも収納できる余裕の内部容量を持っているのは、専門メーカー製の大きな特徴です。受領捺印もコンピュータ制御されているので、印鑑のみ持って行かれる心配も有りません。
自作ケースに比べると費用はかかりますが、安全性を考えるとこれくらいゴツい製品の方が安心できます。
地元愛知のメーカーというのも個人的に好印象。