コラム

【2022年版】女性が普通自動二輪免許を取得するときに知っておきたいこと

普通自動二輪免許

こんにちは、MOSです。

近年は女性がバイク免許を取得・購入するケースが増えており、バイク業界の人間としては嬉しい限りです。

ここでは、これからバイクの免許を取得しようと思っている方に、全体の雰囲気を簡単にご紹介したいと思います。

教習にかかる費用は?

地域によって少し変化することを考慮すると、既に普通自動車免許を取得している方では10万円前後というケースが多いようです。全く免許を持たない方の場合、もう少しかかって15~20万円ほどかかります。免許取得費用はローンも可能ですが、ひとまず10万円は目安としてみていた方が良いでしょう。

ちなみに自動二輪免許が最初の免許の場合、技能36コマと学科26コマの受講が必要で、学校に通う、あるいは働きながら取得しようとすると中々大変です。そういう方は合宿免許の場合最短9日で教習を終えられるので、一気に取得することも検討してみてください。逆に普通自動車免許の有る方は技能17コマ学科1コマなので、休日のみ通っても1ヵ月弱くらいで完了します。

また教習所に通わず、試験場で一発試験という方法も存在します。こちらは試験車使用料や免許交付手数料、講習費用で22500円ほどで受けられる上、教習所の講習にかかる時間を大きくスキップできます。ただしこの方法は始めてバイクの免許を取得する方法としてハードルが高いです。

講習時にあるといい物

これに関して、基本的に男性と違いが有るわけでは有りません。ただ教習所で貸してくれるものは不特定多数の男女が使ったものをそのまま使うので、衛生的に気になる人はいると思います。私は自動車とバイクで過去3度ほど教習所に通いましたが、男女でレンタル用品が分けられているところは見たことが有りません。自前で持ち込める物も有るので、その辺りの事情も踏まえ、持参しても良いかもしれない物を挙げていきます。

ヘルメット

ヘルメットは重要な保安部品なので当然教習所で無料で貸し出してもらうことが出来ます。ただ私が過去三カ所の教習所へ通った限りでは、男女でヘルメットが分かれていたことは皆無でした。これは女性の比率が男性に比べてかなり低いことも影響しています。

汗を吸ってもそのまま放置されている場合があることから、不特定多数の男性が使用した物が嫌な方は自分の物を持ち込むことを推奨します。実際男性でも自分のヘルメットを持ってきている人は少なからず存在します。

ヘルメットにも色々な形が有りますが、教習所で使えて卒業後も長く使うならジェットヘルメットタイプがおすすめです。実際、貸し出してくれるのもこのタイプです。

フルフェイスは転倒時の安全性がもっとも高いのですが、頬部を圧迫されるので教官と会話がしづらく感じると思います。頭の上だけカバーするいわゆるキャップ型は転倒時の顔のケガを考えるとあまりおすすめしません。特に教習所は転倒が多いので、ある程度防御力の高いヘルメットをおすすめします。

最初のヘルメットで購入するなら、比較的安価なヤマハやOGKが負担が少ないです。

プロテクター

プロテクターは肘、膝、胸部のプロテクターを貸してもらうことが出来ます。これも男女共用ですが、ヘルメットと違って衣服の上から着用するのでまだ気にならないかな…でも夏場は汗をかくので、自分用が有ると気分的には良いかもしれません。

プロテクターとして求められるのは、胸部と肘・膝のプロテクターです。どれも免許取得後に役に立つものですが、胸部プロテクターは上記の様なあまりゴツゴツしていないソフトタイプの物の方が動きやすいです。ハードタイプは安全性が高い代わりに、少し動きにくくなります。

シューズ

流石にサンダルで講習を受ける方はいないと思いますが、念のためスニーカー以上の靴が推奨です。出来ればくるぶしまでカバーするハイカットのシューズだと転倒時の擦り傷を防止してくれます。

ただ女性の様のバイクシューズは正直オシャレなものが少ないです…。

目安としてはマーチンブーツの様なくるぶしまでカバーしてくれるブーツタイプ、それもレザーだとより安心です。

女性ならショートブーツを持っている方はいると思うので、あまりヒールが高くなければそれでもかまいません。

グローブ

ヘルメットやプロテクターと違い、グローブは自分で用意してもらうケースが多いです。教習所によっては入所式の際にメッシュグローブをプレゼントしてくれる場合が有ります。

通う時期が春夏秋なら通気性の高いメッシュグローブで問題なく過ごせるはずです。
ただし冬場だけは空気を通すメッシュグローブは非常に手が冷えます。もし冬場の教習を受けるなら、中綿入りのバイクグローブを使うと多少冷えを防止してくれます。

衣服

バイクは風を直接体に受けるのであまりルーズな物は避けた方がばたつかずに済みます。特に近年流行のオーバーサイズの物は風を受けすぎるかもしれません。

ボトムスはジーンズが転倒時の摩擦にも強くおすすめです。最近はストレッチ入りの物も多いので、そういうものでしたら動きやすさも大丈夫ですね。教習所の段階ではプロテクター内蔵の本格的なウェアを身につけてくる方はあまりいません(既にバイク経験の有る方が大型を受講する場合は除く

酔い止め

最後にワンポイントアドバイスとして、酔い止めを持っておくと良いでしょう。

バイクは乗り物酔いし辛い乗り物なのですが、室内のシュミレーターは激しく乗り物酔いします。急に吐き気を催す可能性が有るため、非常用に酔い止めを一回分でも持っておくと安心です。

免許を取得する前に実車を確認しても良いかも

まだ免許は取得していないけど、買いたい車種が決まっているという方は、先にショップで実車を確認しても良いかも知れません。というのもヤマハやホンダなど大手メーカーのショップなら免許取得キャンペーンを行っており、購入時に数万円単位のキャッシュバックを行っているからです。これが免許取得前に登録が必要なケースが有るので、それも含めて一度最寄りのショップに立ち寄るとお得に納車出来ます。

教習所を卒業すればもう取得できた様なもの?

普通自動車免許、あるいは小型自動二輪免許以上を取得している方は試験場での学科試験は免除されますし、教習所を卒業しているなら技能試験も免除されますから適性検査のみです。なので視力検査などではねられない限りは余程無事に免許が発行されるはずです。