TMAX MT3
TMAX MT3は見た目と名前通りヤマハ TMAX530をベースにしたラザレスが制作した3輪スクーターです。後のLM847などホイールを増やしたバイクを制作していくシリーズの最初の一台になったバイクになります。スクーターを3輪にすることで走行中の安定性が大幅に向上し、コミューターとして安心して乗れる乗り物になっています。
車体の大部分はTMAX530をベースにしており、リア周りに関してはほぼベースモデルの原型を留めています。唯一明確な違いがあるとすれば、リアフェンダーを改修してナンバープレートの取り付け位置をリアホイールに低く設置したことでしょうか。
主に変更されたのはフロント周りで、ホイールベースはそのままにホイールの数を2つに増やして3輪スクーターとしています。2つのホイールを収めるためにホイールハウスを含めて広く形状変更がなされました。ヘッドライト下には大きなフェンダーが入り、正面からの重厚感がかなり増しています。フロントホイールは純正15インチから、12インチの2ホイールになり、タイヤもミシュランのCityGripを採用することでフロントのグリップ力を高めつつ、スクーターとして全天候で使いやすさを追求しています。
これらの改修を行ったことで、TMAX MT3はベースモデルより18kg重くなっています。とはいえこれだけの大改修で18kgの増加に留めたのは凄いと言うべきかも知れませんね。