装甲×少女

オリジナルバイク第8弾「スクランブラーコンセプト」

装甲×少女Illustration by ジッツ

装甲×少女も開始から既に半年が経過し、オリジナルバイクのデザイン案もこれは8作目です。第8弾となる本作はネイキッドベースのオフロード車、いわゆるスクランブラーを制作しました。

スクランブラーはカスタム車として表現されることが多いジャンルですから、今回は特に肉抜きによる軽量化を重視し、骨組みに当たるトラスフレームを大胆に露出する方針を取っています。シートも、ネイキッドが2名乗車のフラットなシートを使用するのに対して、カフェレーサー同様コンパクトなシングルシート仕様です。
元々ネイキッドは外装レスの状態ですが、ここでは内部のバッテリーやモーターも小さく低くまとめてフレーム下に固めています。そのおかげでトラス構造全開の非常に軽量な車体に仕上がりました。ヘッドライト部分はフォーク、フェンダーと一体化させつつこちらも無駄の無い作りです。足回りもスクランブラー化に伴い、オンオフ兼用のエンデューロタイヤを意識した深溝のタイヤを使用し、スポークホイールとセットにしています。
カラーリングはこのモデルではフレームのブラック、それにタンクにはオリーブ色の濃い緑でミリタリー寄りの配色を採用しました。ビビッドなカラーを多用するモトクロス的なマシンとは異なりますが、土埃の似合う雰囲気を引き立てています。