スーパースポーツにはレーシングブーツが、オフロードバイクにはオフロードバイクが似合います。一方でネイキッドバイクやスクーターのライダーも数多く存在しますし、そういった方はどちらかというとカジュアルなファッションであることがほとんどです。
ここでは普段着と合わせても使えそうなファッション性を持ったブーツを集めてみました。
アヴィレックス タイガー
まずはファッショナブルなミリタリーウェアを販売しているアヴィレックスからタイガーを紹介します。ロングブーツのヤマトに比べるとミッドカットのブーツは、普段ブーツをはき慣れないライダーにも挑戦しやすいでしょう。アッパーのシフトガードや、靴紐を固定するストラップなど、バイク用のブーツとして必要なディティールはしっかり満たしています。脱ぎ履きしやすいサイドジップ仕様というのも厚めの革を使っているため、有り難い仕様です。
またカラーバリエーションが3色展開と充実しています、定番のブラックから明るい茶系のクレイジーホースまで好みに合ったカラーを選ぶことが出来るのは嬉しいですね。
同じくミリタリーブランドのアルファインダストリーもバイカーブーツをラインナップしていますが、こちらはもう少しゴツいデザインを採用しています。
TCX X-Blend WP
次は国内でもそこそこ名前の知られているTCXからX-Blendです。海外のモーターサイクルウェアの記事では定番アイテムとしても紹介されています。こちらは上のタイガーよりも一般的なレザーブーツに近いシルエットです。ただしくるぶしのガードなどバイク用のブーツとしての防御性能はしっかり考慮されています。
またハードなヴィンテージ加工のおかげで新品の状態から適度に味が出ている状態を楽しむことが出来ます。ロールアップしたデニムとの相性も抜群の一足です。
Stylmartin INDIAN
Stylmartin(スティルマーチン): URBAN シリーズ INDIAN ブラウン サイズ: 43 (国内 27.5cm) カジュアル sty-indian-br-43
最後にスティルマーティンのアーバンラインからインディアンを紹介して終わりたいと思います。
こちらは街中でも違和感の無いバイク用ブーツとしてデザインされただけあって、見た目は少しソールがごつめなワークブーツと言った感じです。赤い靴紐もデザイン的な良いアクセントとなっています。高品質なフルグレインレザーを使用しており、徐々に自分だけの一足に変化していく過程を楽しむことが出来るのも魅力と言えます。また内部には透湿フィルムを内蔵しており防水性があることから、全天候で使うことが出来るのが特徴です。とはいえ値段も考えると革を痛める雨の走行にはあまり使いたくないですね・・・。
頑丈なビブラムソールをグッドイヤーウェルト製法で縫い合わせているため、ソールが減っても交換が可能です。長年連れ添う相棒としては最適な一足と言えるでしょう。
しかもこれは製造国がイタリアというのも他にないポイントです。
バイクに紐靴は…という方にはこれ
バイクは自分の直ぐ下でチェーンやホイールが高速で動いており、紐靴はほどけた時に心配という声が聞かれます。実際、本格的なライディングシューズは大抵ジッパーかベルクロですよね。
私は手持ちの紐のブーツはヒッキーズなどのシリコンバンドに換装しました。これでスリッポン間隔で脱ぎ履き出来る上に、マウンテンブーツライクなお洒落な感じになります。なのでこれは結構おすすめカスタムです。
手持ちのブーツを流用できるシフトガードも
ちなみに既にレッドウイングやダナーといった高品質なレザーブーツを所有しているという人には別途シフトガードというアイテムも存在します。これはブーツのアッパーに傷が入るのを防ぐアイテムで、コミネなどからラバー製のガードが販売されています。これを付ければ新しくブーツを買わなくても、手持ちのブーツをバイク用のブーツ化出来ますね。価格も1000円程度でブーツと比べれば非常に安価です。ただストラップで固定する都合上、歩いている内に擦り切れたり、ずれてしまったり、シフトガードを縫い付けている専用のブーツに比べると後付ゆえの弱点も存在します。