2019年よりスタートが予定されている電動バイクを使ったMotoGPの新クラスMoto-eの競技車両に、エネルジカが販売しているスーパースポーツ「エゴ」がワンメイク車両として供給されることが決まりました。
これが今回競技車両に選ばれたエネルジカのEGO。電動バイクレースとして既に継続的に開催されているマン島TT ZEROでの出走経験も有る車両です。Moto-eもこの市販車両をベースにレースを行います。
電動のスーパースポーツを市販している例はまだ少なく、ZERO MOTORCYCLESなどもフルカウルのスーパースポーツは作っていないため、エネルジカに白羽の矢が立ったのは自然な流れと言えます。
145馬力、21kg・mのトルクを持っており、最高速度は240km/hとリッタークラスのスーパースポーツに迫る性能を誇っています。
価格的には300万円クラスの高級車ですが、それでもMotoGPやMoto2に使われるプロトタイプマシンに比べれば車体そのものは安いと言えるでしょう。
なおレースに際し、タイヤはミシュランから供給されることが既に決まっています。
Moto-eのレギュレーションなど詳細はまだ明らかになっていませんが、4輪のフォーミュラEの様に、電動のレーシングマシンを使ったレースとして定着すると良いですね。