カワサキから新型のオールドルックネイキッド、W175がインドネシア向けに発売開始されました。日本でもお馴染みのエストレヤの小排気量版という立ち位置のニューモデルです。
W175 2018-
スタイリングはオールドルックのネイキッドそのもので、クレードルフレームやスポークホイール、フォークガードなど古典的なネイキッドらしさを出すことに注力されています。シート形状はエストレヤなどと比べてもリアシートまでフラットで厚みも十分です。タンクはややぼってりした感じですが、その分13.5Lと大きく、給油サイクルは長めに設計されています。
インドネシアのカワサキが開いた試乗会がこちら。いかにもオートバイらしいルックスで悪く有りません。
かなりコンパクトに見える車体は1930×765×1030mm。車両重量は126kgで、軽量級のネイキッドバイクです。
足回りはオールドルックらしく比較的ベーシックな組み合わせです。フロントはφ30の正立式テレスコピックフォークに、リアはツインサスでネイキッドファンが好むスタイリングと言えます。
ブレーキはフロントに220mmのシングルディスクブレーキ、リアはドラムブレーキですね。リアブレーキがドラム式なのはW175の様なオールドルック車にはより雰囲気が出て好印象です。
タイヤサイズはフロント80/100-17、リア100/90-17。動画でも少し細めに見えますが、エストレアよりも1サイズ細いタイヤをセレクトしています。
エンジンは177ccの空冷単気筒。ボアストロークは65.5×52.4mm、圧縮比は9.1:1です。
最高出力は13馬力/7200回転、1.3kg・m/6000回転となっています。排気量を考えると少し物足りないかも知れませんが、250ccのエストレヤが18馬力なのを考えれば、このくらいが適正でしょう。燃料供給はミクニ製のVM24キャブレターが使われています。トランスミッションは5速MTです。
価格的には日本円で約25万円と安価なバイクです。近場のツーリングに出かけたり、気軽にカスタムを楽しむには最適なバイクと言えます。
W175 SE 2018-
またバリエーションモデルとしてW175 SEも同時に発売されました。基本スペックは同じですが、こちらはカラーリングやシートの変更でよりスクランブラー的な見た目に仕上げたモデルです。無骨なシルバータンクや、ミリタリーの印象が強いオリーブなど、見た目もベースモデルより個性的になっています。
価格差も1万円もしないくらいなので、個人的にはW175 SEの方をおすすめしたいです。
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