先日公開したばかりの仮想クリプティをテーマにバックパックをラッピングしてみました!四角いバックパックの形状をそのまま使ったため、ストリートでの目立ち度はかなり高いです。ボブルビーに比べると作業もかなり簡単でした。
目次
使ったのはこれ
以前購入したDJI Mavic用のデイパック。ボブルビーに比べると平坦な面積が広く、大きめのイラストを貼るには何かと好都合です。はっきり言って、最初から痛くするつもりで買いました(懺悔
トランポの荷台は適度な高さが有って作業するにも最適!
形状的には長方形をしており、ほとんどのイラストがそのまま問題無くビルドインできます。
このバッグ、価格は3000円と非常にこなれていて有り難い存在です。難点はドローンの他は一眼レフが何とか入るくらいと収納性がかなり低いです。カメラバッグと思えば、まぁ何とか…。
イラストのプリントはお馴染みののらいも工房様
今回イラストをプリントするに当たり、このブログでも度々お世話になっているのらいも工房様にお願いしました。グッドスマイルレーシングなどグラフィックで有名なレースカーも製作している企業様です。公式HPから小ロットの印刷をお願いすることも出来ます。ちなみにのらいも工房様のフルカラーステッカー用の素材は主に3つ有って、
・ノーマル50
・エアフリー70
・3Dラップフィルム
に分かれています。痛車を作るなら、3Dラップフィルムが一番伸びが良くておすすめです。私も普段このグレードを使っています。この素材は一番グレードが高いのですが、作業性の良さを考えるとむしろ安いくらいです。
ただ今回は対象物に平坦な面積が多いのでエアフリー70にしてみました。エアフリー70はシール面がエア抜き構造になっており、平坦で大きな面積を貼るのに向いています。
実際にラッピングする面積は赤枠を予定してスタートします。縁のカーブは無理に貼らなくても、後方から見たときの見掛け面積にほとんど差は有りません。むしろ縁を綺麗に貼るのが技術的に難しいですから、パパッと作りたいときはこの枠内で収めてカットすることをおすすめします。
私も縁までは貼る予定が無かったのでエアフリー70で制作しました。もし想像以上に伸びがよく、縁まで貼れたらラッキーくらいの感覚です。
早速貼っていくぞ
手始めに上だけザックリと貼りました。今回のバッグは仮想クリプティの広報用も兼ねている為、下2割くらいはロゴ用スペースとして残しておきます。
まだ上だけ貼った状態ですが、隅の方は少し皺が出ていますね。エアフリー70を貼った感想としては、空気は抜けやすいのですが、今回の様に箱をグルッとラッピングするには少し固さを感じました。個人的には無理せずここでカットするのが正解だと思います。
が、ここで簡単に終わってしまうとブログのネタになりません。そこでヒートガンで加熱して対応できないかテストしてみました。
結論から言うと、熱をかけて柔らかくすれば、何とか貼れるかな…という感じです。市販のドライヤーよりはヒートガンの方が火力的に強く、やりやすいでしょう。
こういう奴です。この手の工具としては値段はそれほど高く無いですし、ラッピングを失敗したくない方にはおすすめの工具です。特に車のバンパーやサイドドア、バイクのサイドカウルなどは面積が広く、シート1枚が高いため、これが有ると安心です。
下半分を白のラッピングシートで覆ってひとまず大まかな作業は完成です。ただシートの端はバッグの縁に沿ってデザインナイフでカットすればOKと思っていたのですが、思いの他まっすぐカットするのが困難で、そこは改良の余地有りです。次回はナイフレステープでカットしたいと思います。
ナイフレステープはこういう奴ですね。フィニッシュラインとデザインラインの2種類が有ります。厚めのシートを切る時はフィニッシュラインが向いています。ナイフレステープは直線、曲線の両方に対応しますし、デザインナイフで手作業で切るよりは初めての方でも綺麗にカットしやすいです。
ロゴを設置していく
次は仕上げのロゴ段階です。ここは別にカッティングしたものを上から貼っていきます。クリプティはビットコイン、イーサリアム、リスクを運用している為、それぞれのロゴを準備しました。ビットコインを始め、仮想通貨はロゴはおろかプログラムもオープンソースになっていて色々とフリーなのが特徴です。ただし大手仮想通貨の中でもリップルはその辺り厳しい様なので気をつけてください。
カッティング作業は切り絵に近く、基本的にはプリンターとカッティングシート、それにデザインナイフが有れば十分です。しかし手作業のカッティングは非常に手間がかかり、辛い作業です。私はカッティングマシンを買ってしまいました(怠惰
これはタイトルロゴですが、漢字の中に至るまで非常に綺麗なラインでカットされていますね。手作業で切ると30分くらいかかる物が3分くらいで出力されます。カッティングマシンが有ると「REPSOL」とか「Movistar」とかロゴが作り放題になるため、痛車お馴染みのロゴステッカーカスタムがやりやすいです。はっきり言ってお買い得です。
私が買ったのはこれ。カッティングマシンはまた別の記事でしっかり紹介したいと思います。
そしてこれが完成形です。オートで撮影したら狙ったところにフォーカスが合わなかったんですけど(半ギレ
一応タンク周りに焦点が合っているのを確認して撮影したらこの様ですよ…。普段一眼レフを置いて自分を撮影することなんて無いからね、しょうがないね。
ピンポイントに合わせる単焦点じゃなくて、素直にレンズを換えておけば良かったかなと写真確認段階で後悔しました(手遅れ
焦点の合ったものはタイトル画像に使っています。
さて肝心の仕上がりですが、見ての通り背中一杯にイラストを配置することが出来ました。オートバイは構造上、どうしても後方にイラストを設置するところが有りません。これなら後続車に自分の好きなキャラクターをかなり大きくアピールすることが出来ます。やったぜ。
トップケース編も製作中ですので、それも追々ご紹介したいと思います。
キャラクターだけを印刷して欲しいんだけど?
キャラクター周りに縁を設けてカットすることは可能です。その場合は貼り付けるボディを背景として使うことになるかと思います。
ちなみに背景をカットしてキャラクターだけにすると単純に貼り付け面積が減る為、ちょっとだけ作業が優しくなります。
自分の画像が印刷に適しているかわからないんですが?
大前提として、大きい元データが有ると、無理が利きやすいです。ピクセル数とdpiをまず確認してみると良いでしょう。幸い世の中には画像の解像度の確認ツールも公開されています。
過去の前例として私が隼の痛車を制作したときは約1m角のサイドカウル用に2300×1600ピクセルの400dpiのイラストを用意しました。のらいも工房様曰く、これは結構ギリギリだったみたいです。今だから言えますが、確かにこのピクセル数では厳しすぎましたね…。
こんな感じで結構な無茶ぶりにも優しく対応してくれるのらいも工房で皆も痛車を作ろうね!