2018年も既に5月ですが、今年の痛車が完成したのでお披露目です!
BMW R1200GSのフルパニアケースにラッピングを施しました。今回の作品は今後クラウドファンディングでの展示など幅広い方面で使用されることが決まっています。
目次
最初に
今回痛車を新たに作ったのはリアル媒体としてのUnderPowerMotorsを作っていこうという気持ちが有ったからです。インターネット内のブログは多くの人に見て頂くには非常に優れたものですが、一方で一Webサイトの形のままでは中々次のステップに進んでいくことが難しいのが現実です。そこでUnderPowerMotorsの横展開としてリアルでも展開できる媒体を作ろうと思いました。同時に装甲×少女などの2次元コンテンツもここでやろうと考えています。単にブログやSNSで公開しているだけではどうしても発展性に乏しいですから、長期的な成長を考えるとどこかでリアル媒体に出て行く必要が有ります。
コンテンツを掲載するに当たり、パニアケースはサイコロ状の立方体が3つ付くため、コンテンツを載せるスペースはサイドカウルやアッパーカウルを使うSSよりも多くなります。今回はイラストメインですが段階的にテキストや写真などを増やしていく予定です。
なお、この車両は写真資料撮影のために既に各地を走行しています。旅先で気さくに声をかけて頂いた方、この場を借りて改めて御礼を述べさせて頂きます。もしご興味が有れば写真撮影中でも気軽に声を掛けていただけると嬉しいです。
2018年のテーマは”ストーリー性”!
今回新規に痛車を作る上で重視したのは、作品にストーリー性を付与することでした。ベースとなったR1200GSが、競技車両というよりはストリート色の強いバイクですので、SSに似合うスポーツ色の強いスタイリッシュなラッピングはちょっと違うのでは、と思ったのがきっかけです。そこで装甲×少女のキャラクターが自由に動けるように、もう少しカジュアルな路線で作り、他の方が見て面白い作品を目指すことにしました。
左サイドはこんな感じで背景+ぷちキャラで格ゲー風な仕上がりになっています。アイシャとロザリーがセレクトされたのは色んな順番が重なった結果です。背景も市街地レースをイメージした専用背景を用意しており、この1枚にやたらと手間がかかっています。
またフルパニアは横から見た時に2枚分のスペースが取れるため、もう1枚はプレイヤーキャラを操作するカレンのイラストにしてみました。カレンがコンビキャラのアイシャを操作することで、二人の関係性をここでも強調しています。加えて、射撃系キャラのアイシャに波動拳のコマンドを入力を行おうとする小ネタも含んだコマで格ゲー経験者が「ヌッ!」となる一枚になりました。
後ろはキャラクター選択画面になっています。本当はトップケース部分は各キャラのアイコンになるはずだったのですが、印刷会社の生産がGWに間に合わず、暫定的にあっさりした形になってしまいました。もう許さねぇからなぁ…(ジャンプ作家並感
右側はクラウドファンディングに合わせて広告用に2コマを使用しています。QRコードでこのブログにアクセスできる様になっており、興味を持った方が詳細を把握できる仕組みです。
ちなみにトップケースの正面はゲームのタイトル画面を意識したパッケージになっています。これが地味に作るのが大変でした…。
車体にラッピングしたのは1年ぶりだった件
このブログで痛車を作るのは地味に1年ぶりくらいです。細かいものは結構作っていたのですが、車体を用意するのは色々大変で、しばらく作れずにいました。今回はフルパニアにラッピングした為、絵柄を変えるのもそこまで難しく有りません。サイドカウルにラッピングするよりは難易度は低いです。
フルパニアのラッピングは必要枚数が凄く多い
フルパニアのラッピングは通常の痛車に比べると平坦な面が多く、施工そのものは簡単でした。しかし見えなくなる底面や車体側を除くと、サイドケースで4面×2、トップケースで5面有ります。つまりフルパニアで痛ラッピングしようと思うと全部で13枚イラストが必要ということです。これは並の痛車2台分以上に相当するため、凄く多いですね…。これにキャラクター+背景など別イラストで用意すると更に枚数が嵩むことになりますから、フルパニアのラッピングのメリットは施工が簡単なだけ、ということになります。
今回も、隼をラッピングした時よりトータルコストでは上回る結果となりました。無駄に凝った内容にしたのもいけなかったのですが…
カッティングの限界に到達していた
例えばここに装甲×少女のロゴが有ります。今回はこれをカッティングしてステッカー化しました。しかし下のSHOUKOU SHOUJOの文字が非常に細かく、手作業はおろかカッティングマシンでも切断不能でした…。そういうわけでカッティングステッカーに関しては細部で妥協せざるを得なかった部分が少し有ります。
その他、カレンの台詞ステッカーもカッティングの限界を少し超えており、貼り付け時に乱れが生じています。この辺りの処理は非常に難しかったです。
今回の痛車の製作にはカッティングマシンのシルエットカメオが非常に役に立ってくれました。カッティングステッカーを全て手作業で切っていたら連休が有っても足りなかったくらいです。これは個人ユース向けで価格も安く、ステッカー作りを趣味で行う方にはとてもおすすめできます。ソフトウェアも非常に使いやすくGoodです、
今後の課題も
今回はKickstarterに間に合わせるため突貫工事で作った部分が有りました。というか基本PDCAをサッサと回したい派のMOS氏にはあんまりゆっくり製作する機会はできないみたいです。
具体的な今後の課題は先のカッティングステッカーもそうですし、格ゲー画面もキャラクターの張替えが効く様に個別に作ったのはちょっと失敗だった気がします。全部の素材を一枚のシートとして印刷すれば見た目の綺麗さももっと上がったはずです。
クラウドファンディング終了後、左側の広告スペースを手直しして完成する予定なので、その時には調整したいと思います。
この車両でツーリングに向かいます
まずKickstarterでの展示を行い、それに並行してこのR1200GSで各地を走行する予定でいます。今の所関東から関西エリアが予定範囲です。ただ今年は高速道路の二輪乗り放題プランが拡充された為、もう少し範囲を広げることが出来るかもしれません。R1200GSのロングライド性能も高いため、できるだけ広範囲で宣伝に回りたいです。
もし写真撮影におすすめのスポットが有れば、こちらにご連絡下さい。可能な限り周ってみたいと思います。→問い合わせフォーム
今回参加して頂いた方々
イラスト点数が多く、今回は担当して頂くイラストレーター様も多岐に渡りました。最後に皆さんのクレジットをまとめて締めさせて頂きます。
実はまだ未公開イラストがかなり有る…。
cellさん
まるはなさん
黒姫霧生さん
FIFIさん
masuda16さん