クラウドファンディング

今回のクラウドファンディングはやらかしたかもしれない…

欠町クゥ

こんにちは、クラウドファンディングでやらかすことに日本で一番慣れている男、MOSです。

先日スタートさせたKickstarterでの新しいキャンペーンですが、出だしに苦戦しており、正直かなりやらかした感が有ります。後学のためにも今回のやらかしポイントを列挙してみましょう。

Kickstarterでアニメソングのニーズがそれほど無かった

Kickstarterでは日本のゲーム、アニメ、漫画といった2次元のコンテンツが定期的にキャンペーンを展開しており、その時その時でまとまった資金が集まっています。しかし今回のアニメソングというカテゴリーはニーズがあまり無かった、というのが初動を見る限りはっきりしました。

もっと言うと音楽カテゴリー自体あまり個々のキャンペーンでお金が集まるジャンルではなかったというのも有ります。他を見ても目標額は10万円クラスが多いです。私も正直目標額60万円は同カテゴリーでは結構高い…と思いましたが、コストがかなりかかる分、これ以上削ることが出来ませんでした…。ちなみに当初のコストでは目標額が100万円を超える予定でした。

バーチャルYouTuberにお金をかける層がいなかった

他方で国内ユーザー向けにアピールしてもそれほど大きな成果を得られませんでした。

バーチャルYouTuberというカテゴリー自体は実はかなり巨大に成長していて、数字で言うと国内でクラウドファンディングに関心が有る層の5倍くらい人がいる計算です。これは広告を打った反応からも良くわかります。

ただYouTubeを楽しむ層は基本的に無料だから見ている、という特性を少し過少に評価していたかもしれません。残念ながらコンテンツ制作に資金を集めようとしてもお金が出してくれるユーザーがいない、という状況に直面しました。見てくれる人と、実際にお金を出してくれる人は違う、ということを重点に置いてPRを打つべきでしたね。クラウドファンディングはお金が集まらないと正直どうしようもないわけで…。

制作費を取っていくならPVの暴力で動画広告収入を狙った方が効率が良かったかもしれません。

とはいえ一部救いも有り

今回のキャンペーンは公開直後に反響が無い、クラウドファンディングのやらかしパターンがかなり鮮明に出ています。なので正直目標額への到達はかなり怪しいです…。しかし今回のキャンペーン用に制作した資産は次に活かすことが出来るものがほとんどです。それらは次回以降コスト低減効果を発揮してくれる為、長期的に役に立ってくれます。

また、そもそもクラウドファンディングはアイディアの有用性を図る意味合いを持っているので、失敗したら「このアイディアはダメだな」と解釈して次へ行けば良いわけです。幸いこのキャンペーンは20日で終わりなので、すぐに次のキャンペーンに移行できます。これが90日とかに設定していたらやばかった…。Kickstarter以外のサイトへもサブキャンペーン案を提出している為、そちらもすぐに動かせます。

と、かなり長くなってしまいましたが、今回の反省は次回以降で活かしたいと思います。