2019年現在、装甲少女の世界観には多数の勢力やそこに所属するキャラクターが登場しています。このページでは、これから装甲×少女について知りたいという人向けに系統立てて内容を説明していきます。ひとまずこれを読んでおけば大丈夫です。
目次
装甲×少女はオートバイ主体のコンテンツ
装甲×少女は僕とこのサイト、UnderPowerMotors自体がオートバイ専門でスタートしたので、その影響を多分に受けています。
メカ少女の出番が多いのでキャラクターメインのライトなお話と思われがちですが、制作のテーマは当初からオートバイを使った作品という点で一貫しています。
キャラクター間の戦闘の多い装甲×少女の世界では、オートバイは搭乗者の火力を補うものと考えられています。そのため、単純な移動の足である以上に、重武装の移動砲台としても機能します。
キャラクターによっては専用機が用意されることも有りますし、多くのキャラクターで共有する量産機も多く登場しています。
上のストリートファイター型は元々外装付きの量産機として製造された物が戦闘のダメージで外装が破損、現在は骨組みだけの状態に仕様変更し運用されているというやや複雑な変遷を辿っています。
2018年から本格的に公開がスタートした第1部では火力と走行性能を最重視したスーパースポーツ、スーパースポーツをベースに外装を省いて独自のチューニングを施したストリートファイター、痛んだアスファルトなど悪路を走破する能力を兼ね揃えたアドベンチャー、ある程度の運搬性も考慮し日常の足として使いやすくしたクルーザーなどオンロード向けのスポーツバイクが数多く登場します。
オートバイに詳しくない人向けの補足
装甲×少女には多種多様なオートバイが登場しますが、オートバイに関する知識の無い人向けに、大まかなタイプの解説も作りました。第1部で登場するのは以下のバイク達です。
・スーパースポーツ
劇中でスーパースポーツと分類されるのが、外装(カウル)の付いたオートバイです。恐らくスポーツバイクという名前で最も一般に連想されやすい車種がこれでは無いでしょうか?
軽量コンパクトな車体に、高回転高出力志向のエンジンを搭載し、運動性能において最高のバイク達です。速く走ることに最も重点を置いた結果、乗員数は一人に絞られる傾向が強く、走行中にライダーにかかる負担も大きいです。
装甲×少女の世界観でも非常に人気が有ります。
・ストリートファイター
ストリートファイターはカウルを持たないバイクの一ジャンルで、元はスーパースポーツのオーナーが高額なカウルを修理する代わりにカウルレスにカスタムしたのが発祥でした。近年はメーカーが既存のデザインに囚われないカウルレスのバイクとしてこのタイプのバイクを生産しています。
スーパースポーツ譲りのエンジンやサスペンションを搭載するため運動性能は高く、スポーツバイクユーザーを中心に人気を集めています。
スーパースポーツに比べると小回りに長ける傾向が有り、装甲×少女でも一部のライダーはこのスタイルを好んで使用しています。
・アドベンチャー
アドベンチャーバイクは近年のオートバイ市場で最も人気の有るスタイルです。
オンロードとオフロードの両方を走ることを想定している車体は悪路走破性が高く、小回りも良く利くので日本の隅々まで入り込める冒険用バイクと言えます。エンジン性能ではスーパースポーツやストリートファイターに劣りますが、若干の防風性が有り、長距離走行時に疲れにくく、旅行時の積載性の高さなど、他の車種には無い魅力が多く有ります。
メーカーの設計思想如何ではオンロード寄りにもオフロード寄りにもなるので多種多様なアドベンチャーバイクが存在します。
第1部の舞台は都市部なのでオフロードの走行性能はあまり必要無いですね。実際はオンロード重視のスポーツバイクとして設計されることが多い様です。
・クルーザー
クルーザーは長距離を快適に走行する事を目的としており、日本ではハーレーを筆頭に人気を集めていますね。
直進安定性を引き出すためにロングホイールベースの大柄な車体に設計される傾向が有ります。アメリカのハーレーやイタリアのドゥカティ、イギリスのトライアンフなど、近年のクルーザーで注目を集める車種は大抵大型バイクです。ちなみにドゥカティのこのバイクは映画”アベンジャーズ “にも登場しました。
装甲×少女の世界観におけるクルーザーは、高い直進安定性と高トルクでハイウェイを疾走する大型バイクとして扱われます。
第1部は学園都市クラウドシティが舞台
第1部は学園都市クラウドシティを舞台に物語が進行します。
科学技術の発展した街で、特に兵器や人材の開発が主な産業となっています。そこで生活する生徒は何かしらの武術や兵器の運用、あるいは開発に従事しています。ちなみにこのクラウドは天上を意味するcloudと、そこの住む人を意味するcrowdのダブルミーニングです。
都市が形成されて既に数百年が経過していますが、その結果貴族階級と下層階級の分断、高い犯罪率など多くの問題を抱えるようになりました。警察組織をターゲットにした犯行も多発しており、常に死傷者が絶えない状況です。
都市の運営は執政のシャーロットによって行われていますが、その決定を執行するための都市生徒会を始め、多くの下部組織が機能しています。
都市生徒会と第4工学部と王国騎士団
クラウドシティには2種類の治安維持組織が有ります。一つは都市警察で普段は市民の生活を守る役割を果たしています。また学園生徒の中でも模範生となる人物が都市警察に出向、もしくは卒業後そのまま入隊することも多いです。
それともう一つ、治安を維持する組織として都市生徒会が存在します。先に話したとおり、学園都市では生徒が武器の開発・運用も行っており、都市の治安を守る上でも大きく貢献しています。しかし一方で生徒による犯罪行為は大規模な破壊活動に繋がりやすく、都市警察の対応範囲を超えてしまうことが有ります。
そうした一部生徒を取り締まる目的で運営されているのが、独立自治組織としての都市生徒会です。生徒会役員には問題の有る生徒を殺傷する権限が与えられており、生徒による犯罪を厳しく取り締まっています。
もう一つ、都市内には第4工学部という不可侵領域が有ります。元々は都市の建立時に資金を投資した貴族クレスウェル家とその一族が自身の子女に独立した高等教育を受けさせる為に作ったものでした。このエンブレムは家紋がそのまま校章に変わったものです。
長い歴史の内にその独立性は更に強まり、第4工学部の存在する一画は街の公安組織も調査・立ち入りを禁じられた不可侵な領域となりました。多くの行方不明者や未解決事件に関係していますが、敷地内で調査を行うことは出来ないため、ほとんどが迷宮入りしてしまいます。
しかしそうした秘匿性の高さや人体実験の自由度から技術力では都市内で最も発達しており、人体の機械化技術などここでいち早く実用化された技術が多数存在します。
そして劇中の2年前にはクレスウェル家当主テレジアが自らを女王とし、先進装備で武装した王国騎士団と共に、都市生徒会や他の統治機関を排除しようとする武装蜂起を起こしました。
最終的にはテレジアが死亡し、王国騎士団は解体。団員の殆どが逮捕拘束され、一部は社会復帰プログラムの元、生活をしています。
その頃からこのエンブレムは王国騎士団を代表するものとしても広く認知される様になりました。とはいえ第4工学部出身者も依然このエンブレムを使い続けています。
第1部のストーリー
第1部では、王国騎士団隊長”弟切姫”による生徒会役員の殺傷事件を発端に、解体された王国騎士団の再興と、都市生徒会との対立が描かれます。
総統テレジアの命日に合わせ、逃亡を続けていた騎士団員が再び活動を始めます。また王国騎士団とは別に第4工学部からも多数のヴィランが出現し、都市中で事件が頻発するようになる、この一連の流れが第1部のストーリーラインです。メアリを始めとした生徒会のメンバーがそれを阻止できるかが物語の焦点です。2019年現在、6章で構成させる予定でいます。
代表的なキャラクター
ここでは都市生徒会や王国騎士団の一部のキャラクターを抜粋して紹介します。
・メアリ (Lv3→2)
メアリは第一部の主人公として主要なエピソードにほぼ登場してきます。現在3年生です。
元々は都市内でも高位のLv3に認定されており、次期生徒会会長の筆頭候補でした。しかし生徒会の会長を選定する競技会で左足を失い、現在は義足で生活しています。戦闘力もピークより下がり、現在はLv2にダウングレードしています。
この子はスーパースポーツタイプを好んで乗り継いでいて、生徒会の一部メンバーに支給されるライディングスーツなども所有しています。
生家が資産家ということも有り、最新の車両や武器類のバックアップを受けられます。
・クゥ (Lv1)
クゥはメアリについて回る1年生。Lvは1で、都市内では最も母数の多いクラスです。
メアリ同様、第1部の主要人物で何かと露出の機会は多いです。元々は都市の外で生まれましたが、両親を早くに亡くした後は養育施設で育ちました。先天的に四肢の筋肉に変異が見られ、その結果身体能力に優れています。しかし過剰な筋力のせいで傷が絶えず、手足の包帯はそれを隠すものです。クラウドシティでは彼女の様な変異体が稀に生まれ、多くの市民から格下に扱われます。
なお、学業成績の振るわなさを度々指摘されている様です。
元々Lv1というのは戦闘に関する専門教育を受けていない、もしくは全く戦闘スキルを持たない人が分類されるクラスです。この子の場合、適性は高いのですが、現在の実力はあまり高く有りません。
メアリを手伝う過程で右目の視力のほとんどを喪うことになってしまいました。
・弟切姫(Lv3)
弟切姫は王国騎士団の第7番隊隊長として活躍した人物です。騎士団最強の1番隊にも名を連ねていましたが、総帥のテレジアに対する異常な執着と問題行動の多さから外され、当時は新設の7番隊を預かることとなりました。
元々は没落した名家の出で、テレジアに買い取られた経緯が有り、その頃から彼女に対して特別な感情を抱いています。
王国騎士団の解体時には隊のほとんどのメンバーが拘束されましたが、彼女のみが無事に逃げ延びました。長い逃亡生活の末、人格は更に凶悪に変化し、今でも当時の生徒会役員を狙っています。
強靭な精神力で負担のかかる両手足の機械改造にも耐え、常人を遥かに超える身体能力を獲得しました。長い逃亡生活の過程でダメージが蓄積し本来の性能は失われています。
第1部最大のヤンデレ枠。
・狩鐘(Lv3)
狩鐘は王国騎士団第3番隊の隊長を務めており、劇中内の現在に至るまで活動を続けています。
愛機のスーパースポーツは3番隊専用に設計された特別なマシンで、車両本体に武装を積まず、代わりに周囲を浮遊するビットが遠近距離の攻撃手段として機能します。この特殊な機体を制御する為に、彼女自身も視神経と脳の機械化手術を受けました。
都市生徒会のマシンが移動砲台としての重量の増加とそれに伴う走行性能の低下を繰り返していることに着目し、本機は余計な装備の一切を車両に積まないことによる徹底した軽量化に取り組み、減速・旋回・加速といった基本性能で都市生徒会のマシンを圧倒するスペックを獲得しました。更にビットによる変幻自在の攻撃で対車両戦闘でも華々しい戦果を挙げています。その高速性が幸いし、3番隊全員が拘束を逃れ、現在まで活動を続けることが出来ました。
反面、ビットによる3次元攻撃と車両の操舵の両方を高次元で実現できるライダーは少なく、実際に運用された機体は10台にも満たないほどです。
クラウドファンディング企画を多数行っています
装甲×少女のコンテンツは基本的にこのサイト内にて全部フリーで閲覧することが出来ます。しかし、稀に物品として配布する際、クラウドファンディングのプラットフォームを利用することが有ります。
直近では、国内サイトのMakuakeにて、ユーザー参加イベントを企画中です。