こんにちは、MOSです。
今回はシルクスクリーンでロゴTシャツを作ってみました。これまでのハーフトーンに比べると、塗るところはしっかり塗る、メリハリの利いた作品になりました。
使うロゴはこれ!
今回は装甲×少女の中から、都市生徒会と王国騎士団の2つをロゴを選びました。これは礼視座さんに描いて貰った奴ですね。
こういうピクチャーロゴはあまり制作したことが無かったので少し新鮮でした。
動画はこんな感じ!
今回のTシャツも制作過程は全部動画化しています。
シルクスクリーンの印刷の仕方を見たい人にも最適な動画になっているので、こちらも是非ご確認下さい。
まず、今回の作品はフレームを作るところから始めました。
2つのロゴはそれぞれ縦長、横長の特徴を持っています。特に王国騎士団のロゴは極端に縦に長かったので、スクリーンサイズを大きくする必要が有りました。反対に都市生徒会のロゴは印刷サイズを大きくしていくと横幅の制約に早く引っかかります。
そこで一方はA3、もう一方はA4サイズのスクリーンを制作しました。
アタッチメントで位置調整
スクリーンのサイズは大きく違いますが、一方でTシャツも印刷台のサイズも同じです。
これをそのまま印刷すると、A4サイズのスクリーンは印字位置が下にずれてしまいます。そこでアタッチメントを別途作成し、印字位置を調節することにしました。
アタッチメントを追加すると、どちらも高さが大体同じになりました。ロゴの理想的な印刷位置は脇より少し上くらいで、それより低いと見た目もかなり下がっているように感じます。
インクを変えてみた
今回の制作でもう一つの大きなトピックは、インクをTシャツくん用インクに切り替えたことです。
やはり国内の大定番なので一度は使っておこう、ということで。Tシャツくんインクは100gからでも買えるし、Amazonでも普通に売っているので、切らしてしまったときにすぐ補充できるのはいいですね。
スペック的には60~120メッシュと少し粗めのメッシュを想定しています。これは今回みたいにロゴを印刷するには適していると思います。写真製版とかには使えませんが、カレッジTシャツとかを作る向きには十分なスペックと言えます。
塗ってみた感想
まず、Tシャツくんインクに関しては粘度はやや低めで、ダイカラーに比べると粘りませんね。
触った質感としてはインクと言うよりマヨネーズに近いです。
スクリーンの透過具合に関してはやや弱い、といった感じで、いつもより多めに刷らないと綺麗に発色しない感じでした。
後、インクの性質として結構生地に浸透するように思います。ヴィンテージTシャツに見られる染みこみプリントの様な質感を出したいなら、これは良さそうです。
逆にラバープリントみたいに生地の上に乗せる感じの印刷は難しいかも知れません。生地表面に乗ったインクが洗濯で徐々に落ちていくからです。
色落ちに関しては、結構落ちる印象です。
これは何度か洗濯した後のTシャツですが、若干インクの色が薄くなってきました。
表面に乗ったインクが少し落ちて、生地に染み込んだインクが残った感じです。こういうかすれた表現を好む人にはTシャツくんインクは合っていると思います。
意外に海外から見られてる件
今回の動画、配信を始めた直後は国内からのアクセスがほとんどでしたが、日を追うに連れて海外からのアクセスが大半を占めるようになりました。主にインドやパキスタンなど、中東地域ですね。
サムネイルが蛇のロゴだったので、蛇が日常的に見られる向こうの方には馴染みやすかったのかもしれません。今、全体の6割ぐらいがこの辺りのアクセスで占められています。
ロゴは比較的初心者に優しい
今回ロゴの制作に当たって、試作のスクリーンを作らなくても何とか一発で成功しました。
世間一般のロゴは1mm以下の細かい線はあまり無いので、スクリーン作りに失敗すると言うことは少ないように思います。特にシルクスクリーン初心者が始める題材としては適しています。
小さめのサイズで印刷しても見栄えがするので、Tシャツくんで印刷するなら、こういう感じのデザインがおすすめです。