シルクスクリーン

シルクスクリーンの作例を紹介します!:SASAYUKi様

シルクスクリーン

こんにちは、MOSです。
このページでは、過去に制作したTシャツを紹介していきます。
まずはSASAYUKi様に描いて頂いた舞衣Tシャツから。

まず今回のTシャツはSASAYUKi様に原画をお願いしました。

現在開発を継続しているシルクスクリーン企画は漫画家さんとのタイアップを中心にしていて、この作品はその最初の一作目ということになります。

SASAYUKi様に関しては艦隊これくしょん等ソーシャルゲーム関連のコミカライズを担当されていたので、過去の著作を読んだ方も多かったかも知れません。

実際の作品はこんな感じ

シルクスクリーン

今回は愛機のストリートファイターに登場する舞衣をセットで描いて頂きました。

装甲×少女

キャラクターの資料も併記しますが、全体的にメカ要素の強い作品になっています。

更に擬音表現など、これまでよりも背景要素の格段に多い作品でした。

完成した作品は全体的に細かい線が走っているので、綺麗に製版するのは正直難しかったです…。

キャラクター部分は露光が出来ていない所が比較的わかりやすいんですが、ランダムな線は暗室内で判断しにくいので、乾燥工程で線が潰れているのに気づくことが何回か有りましたね。

しかし苦労した分、完成形は大迫力の納得の行く形に収まったのでOKです。

原盤であるシルクスクリーン版としてはこんな感じです。

黒インクの抜ける部分だけが乳剤が流れて白くなっています。

細部の表現で特に気を使ったのは目元などの表情で、できるだけ原画を雰囲気を残しつつ、絶対に潰さない気持ちで現像しました。やっぱりここの表現が微妙になると全体の印象がかなり変わってしまいます。
丁度この頃から感光乳剤も新型に置き換わって全体の表現力が上がってきた頃です。

A3版なのでかなり大きく、スクリーンはTシャツ前面をすっぽり覆うくらい有ります。遠目の写真だとちっちゃく見えてしまうのが残念ですね…。
余白が全体的に少ないので、幅広のスキージーで均等にインクを流し込みます。

シルクスクリーンで作る漫画Tシャツ

今回も実際の制作過程はYouTubeに公開しています。
製版や印刷のステップは動画の方がわかりやすいので、こちらも合わせてどうぞ。