こんにちは、MOSです。
今日はアバルト/フィアットでお馴染みのAピラーカバーのお話です。ここは一種の持病で経年劣化でどんどんゴムが崩れてくる部分です。
ここでは簡単な修理の仕方をご紹介していきます。
真っ先に消耗するゴムパーツ
フィアット500、及びそれをベースにしたアバルト595はAピラー部分に三角形のカバーが付いています。雨水や埃の侵入を防ぐためのパーツなのですが、これの消耗が特に早く、大抵の中古車はまずここがダメになっています。
ボディの塗装が丁寧に磨かれ状態が良く見えても、近づいてみるとここだけぼろぼろ…というケースは多いです。
一応ここに穴が空いてもドアのヒンジの部分に水が入る形になるので即座に錆びたりは無いですが、非常に見栄えが悪く、どんどん崩れていくため、もし自分の車両で崩れだしたら早めに対処しましょう。
交換パーツの入手は容易
やはりここが弱点だと知られているのか、このパーツはネットでも簡単に入手可能です。フィアットと共通なので、アバルトでも特にパーツが高いということも無いのが嬉しいところ。
左右セットで5000円くらいのお値段です。
まぁ一度買えれば少なくとも数年は交換の必要は無いので…。
外すのは初心者でも出来る
パーツ交換というとディーラー持ち込みのイメージですが、このカバーはDIY初心者でも簡単に交換することが出来ます。
構造上、このカバーは3点のクリップで留まっています。
まずはドアを開いてカバーの隙間から最上段のクリップを外します。この時、内装剥がしが有ると便利ですが、素手でも十分外せます。
クリップそのものが経年で劣化している可能性がありますが、交換パーツに新品のクリップが付属するので取り外し時に割れてしまっても構いません。
最上段のクリップが外れたら、そのまま垂直方向に引き抜きます。これでカバーの取り外しは完了です。
元々付いていたクリップは既に痛んでいるかもしれないので、ここでは全て新品に交換します。
ちなみに私の車両に元々付いていたカバーはこんな感じでした。若干新品と形状が違って見えたので、マイナーチェンジ前のを買っちゃったかな?と思ったら、実際はパッキンの役割をするゴム部分がごっそり消滅していただけでした…。
結構ボロボロに傷むパーツなので、気をつけたいですね。紫外線に弱いのかな…。
最後に新品を逆の手順で元に戻していきます。
この時、下側のクリップがはまりづらいですが、垂直に押していけばパーツが割れることはありません。
完成後は見栄えもスッキリ
ボロボロだったカバーが新品同様になったので、パッと見の印象も良くなり、くたびれ感が無くなりました。Aピラー部分は乗降車時に目につきやすいので、お手軽価格での補修としては効果大だと思います。パッキン部分が仕事をしてくれるようになったので、ドアヒンジ部分への雨水の浸入も無くなりました。
今回の交換作業はカバー本体だけで他にお金のかかるものは有りませんでした。作業内容的にも手軽にできるものなので、お手持ちのアバルトやフィアットのカバーがくたびれてきたらおすすめのカスタムです。
最初は新品のカバーだけ妙に新しくて浮いてしまいますが、数か月紫外線を浴びると良い感じになじんできます。